海外サイト"WHAT CULTURE"のAndrew Dilks氏が選んだ、見るべき日本クレイジー映画の、リストアップが濃い内容です!
海外では、映画をアートというか、カルトというかこのような分野を積極的にちゃんと評価する傾向がありその中では、日本の映画監督の作品は重要視されていると思われます。
園子温監督や三池崇史監督は、このようなランキングの常連ですが、今回は今までにあまり多く取り上げられていない作品を筆者は選んでいます。
大林宣彦監督や塚本晋也監督、勅使河原宏監督のランクインされている作品は、もう歴史的な名作品として定着していますしHiguchinsky監督の『うずまき』はますます世界的評価が高まっている作品。このようなランキングでは、上位に食い込む海外評価の高い作品です。
今回ランクインした中で、アニメといえば、堂々2位にランクインした今石洋之監督『Dead Leaves』も今井トゥーンズの漫画をもとにしたオリジナル度高い作品ですが、特に興味深いのは、1973年『哀しみのベラドンナ』がランクインされていることです。あの虫プロが山本瑛一監督を起用して制作した、大人向けの作品。
2015年に北米で再公開と、米国の映画サイトのIndieWire等が報道し、傷や破損箇所をCGリストア(修復)し、劇場公開、オンデマンド配信等、リバイバル公開するとのことでしたが、ここにランクインしたところを見ると上映されたのでしょうか?
井口昇監督の、この作品は確かに海外からもインパクトはあるのでしょうね。
石井克人監督も、最近このようなランキングに幾つかの作品が名前が挙がり評価が高まってきているようです。
第1位 『奇妙なサーカス』 Strange Circus 園子温監督
第2位 『Dead Leaves』 今石洋之監督
第3位 『HOUSE 』 大林宣彦監督
第4位 『鉄男』 TETSUO: THE IRON MAN 塚本晋也監督
第5位 『うずまき』 Spiral Higuchinsky監督
第6位『カタクリ家の幸福』 The Happiness of the Katakuris 三池崇史監督
第7位 『砂の女』 Woman In The Dunes 勅使河原宏監督
第8位 『ロボゲイシャ』 RoboGeisha 井口昇監督
第9位 『哀しみのベラドンナ』 Belladonna of Sadness 山本暎一監督
第10位 ナイスの森 Funky Forest: The First Contact
石井克人、三木俊一郎、ANIKI 3監督のオムニバス