伝説!レッチリ、ガンズ、そしてニルヴァーナ、フー・ファイターズに絶大なる影響を与えた脅威の映画『ザ・デクライン』上陸!
『ザ・デクライン』3部作は1979年~1980年頃のアメリカ・ロサンゼルスの音楽シーン/ユースカルチャーをとらえた作品で、以後全米に爆発的に広まったアメリカのパンクロック/ハードコア/メタルムーブメントの爆発の瞬間を記録した歴史的な重要作。
ついに日本連続上映決定!!!そして、以下、情報提供お願いします---

情報求めています!この、日本語映像は誰が、いつ、何の番組で???

日本語ナレーション付きで『ザ・デクライン』とペネロープ・スフィーリス監督を取材した謎の映像!
『ザ・デクライン』が1981年にアメリカで劇場公開されたときの模様を日本のメディアが取材したと思われる謎の映像が発掘されました。
監督であるペネロープ・スフィーリスが所有する過去の素材の中から見つかったもので、日本語のナレーション入りで公開直前の監督の姿や公開初日の模様を伝える約2分間の映像です。

ナレーションでは監督の名を「ペネロピーさん」と呼び、「35才」と紹介していることからこの映像が1980年~1981年にかけて世に出た(もしくは出す予定だった)映像であることが分かります(監督は1945年12月2日生まれ)。

監督によれば、約3500人ものパンクスが劇場に押し寄せロス市警の機動隊300人が出動した伝説の初日の模様の動画はこの映像しか残っておらず、事実を伝える非常に貴重な映像とのこと。
この発掘された権利者不明の映像の何かしらの手掛かりをお持ちの方は情報提供お願いします。

画像: decline japan nazo youtu.be

decline japan nazo

youtu.be

この映像は監督が所有していながら、ソースが全く不明の映像です。日本語ナレーションがあることから、日本のメディアによるものと推測されますが、監督や関係者の記憶や記録を辿っても一切情報がありません。何かお心当たりのある方はぜひこちらに情報をお願いします。
内容は『ザ・デクライン』の米国での公開直前の模様、初日(1981年3月13日)の様子が映し出されており、日本での正式な劇場公開が5年後の1986年だったことから、日本での公開に向けた宣伝用のものではないと思われます。
ちなみに約3500人ものパンクスが劇場に押し寄せロス市警の機動隊300人が出動した伝説の初日の模様は、著名なカメラマンEdward Colver氏によるスチール写真で記録が残っておりますが、動画はこの映像しか残っていないらしく、その意味でとても貴重なものであります。
※この映像が何らかの権利侵害にあたる場合には速やかに削除致します。
情報はコチラまで declineking@gmail.com

一挙公開!
幻の≪西洋文明の衰退≫というドキュメンタリー映画『ザ・デクライン』シリーズ

画像: 『ザ・デクライン』予告編 youtu.be

『ザ・デクライン』予告編

youtu.be

『ザ・デクライン』

パンクロックの魅力とそれに撮り憑かれた衝動を語る少年パンクスのユージン。棲みついたアジトの教会を紹介するBLACKFLAG。GERMSのダービー・クラッシュは「ビールをくれ」とステージでのたうちまわり、アパートで朝食の目玉焼きを作る。スラッシュ・マガジンの発行者ロバート・ビッグスは「パンクは最後に遺された革命」と発言、FEARのリー・ヴィングは客を殴り「レコード会社の人間は死ね」と叫ぶ。
世界中に影響を与え続ける、ロック・ドキュメンタリー映画の最高峰『ザ・デクライン』。ロンドン、ニューヨークで先行していたパンクロックの波が70年代末、カリフォルニアに到達、以後全米の地下世界に爆発的に吹き荒れたアメリカン・ハードコア/パンクのムーブメントの発火点となったロサンゼルスの、その瞬間を切り取った衝撃の記録。監督のペネロープ・スフィーリスはポルノ映画の制作を打診されるもそれを却下、逆に何かが弾けようとしていた異様な現場を活写した。アメリカン・ハードコアの巨人BLACKFLAGが怪物と化す前の様子、破滅と退廃の象徴GERMSのダービー・クラッシュが自殺を図る直前(1980年12月7日、自殺)の姿。若者たちはメインストリームに中指を立て、警察を憎み、趣くままの服装とヘアスタイルで、異質・異端であることを恐れず、マイノリティであることを自覚しながら、おさまりきらない孤独とストレスとアグレッションをライヴで発散させ、ロックスターはくだらないと蔑視する。本作はそんなLAの地下世界のカオスをX、GERMS、BLACKFLAG、CIRCLE JERKS、ALICE BAG BAND、CATHOLIC DISCIPLINE、FEARなどのLAパンクの猛者ともいえるバンドたちの暴力と堕落と怒り渦巻くライヴとともに映像におさめた唯一無二のドキュメンタリー映画である。

16mm撮影、制作費12万ドル。1981年3月13日、座席数1,200のハリウッド・ブルバード・シアターのプレミア上映では、キャパシティを超える3,500の観客が殺到、ロサンゼルス市警察は300人の機動隊を派遣した。客を捌ききれず暴動回避のため、深夜2時に急遽追加上映が組まれ、2回ともソールドアウト。警察長ダリル・ゲイツは監督に上映しないよう嘆願書を送付、以後上映できる劇場は現れず、一切のディストリビューションにのることはなかった。

『ザ・メタルイヤーズ』

水着の美女に囲まれてロックスターを夢みるODINのメンバー、セックスを自慢するグルーピー、LONDONはステージで爆弾6発を破裂させてロシアの国旗を燃やす。下着姿の女性とともにKISSのポール・スタンレーはメタルの本質を語り、オジーはオレンジジュースをこぼし、MOTÖRHEADのレミーは煌びやかなLAの街を背景に丘に立つ。
『ザ・デクライン』から7年、ペネロープ・スフィーリス監督がふたたびロサンゼルスの音楽シーンを切り取った≪西洋文明の衰退≫ドキュメンタリー第2弾。アメリカのハードコア/パンクの核となったLAの暴発間近な瞬間をとらえた前作の時代からロサンゼルスの音楽シーンは様変わりしていた。 ド派手な衣装と長髪を振り乱し、金と名声、セックスとドラッグを夢見る若者たち。そこには真面目に音楽に打ち込む連中もいれば、パーティーアニマルと化す面々や挫折して消えていく連中もい る。1988年にロサンゼルスでピークを迎えていた、華美な装飾に彩られた、グラムロックの流れも汲むヘヴィ・メタル=LAメタルが本作のテーマである。当事者たちは70年代末から勃発したパンクロックはディスコに落ちぶれ、80年代の真のロックンロールはヘヴィ・メタルであると主張する。
POISONのメンバーは数百万枚のアルバムを売って成功を手にした秘訣を解説、AEROSMITHのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーはドラッグ依存の過去を振り返り、成功を信じてデトロイトからLAに進出してきたバンドSEDUCEは希望に胸を膨らまして、若者たちはヘヴィ・メタルで如何にモテるかを語る。スフィーリス監督はハードコア/パンクとは真逆のイデオロギーのもとに成り立つヘヴィ・メタルシーンを徹底した客観的視点で映像におさめる。公開当時アメリカでは出演ミュージシャンの不満が爆発し物議を醸した。

特にあまりにも有名な映画の1シーンとなったW.A.S.P.のクリス・ホームズのインタビュー。母親を隣に豪邸のプールに浮かびながら、冨と名声を得た後の孤独と悲哀、ドラッグとアルコール依存の悲惨さを泥酔状態で語る。映画完成後はクリスは「観るんじゃねぇぞ!」と周囲に吼えた。本作の特異性は、題材であるヘヴィ・メタルを美化することなく、ときに冷徹な視線で描写することだ。鑑賞後メタルファンは感動と失望の両極端な感情を味わった。
しかし本作は被写体に擦り寄らないスタンスのためか、<音楽ドキュメンタリー>という世界においては最上級の評価を得ており、現代においても数々の媒体でTOPリストの上位に必ずランクイン するという称賛を受けている。製作費は前作の約5倍となる50万ドル。デクラインシリーズで最も 鑑賞された作品である。

『ザ・デクライン3』

一作目『ザ・デクライン』から17年、前作『ザ・メタルイヤーズ』から10年、ペネロープ・スフィーリス監督がみたびロサンゼルスの音楽シーンを切り取った≪西洋文明の衰退≫ドキュメンタリー第3弾。前作のLAメタルから一転、『ザ・デクライン』で描かれたハードコア/パンクの90年代の姿をとらえた本作は、成功をおさめたバンドやミュージシャンではなく、一作目のメンタリティに生きる若者たちのその後の行く末、精神性とライフスタイルが究極のアンダーグラウンドに行き着いたパンクス、廃屋に不法に棲みつきビールをこよなく愛し社会を完全脱落したガター・パンクスに焦点を当てる。社会に対する怒り、親からの虐待、資本主義社会からの迫害、警察からの暴力、疎外感、貧困、絶望。ガター・パンクスたちはパンクロックにのみ生きる意味を見出し、同じ境遇の仲間とともに新たな家族を形成して支え合いながらその日を生きる。その人生に目的は一切ない。NAKEDAGGRESSIONは「ブタ(警官)どもに死を」を演奏し、ガター・パンクスのハンバーガーは路上で小銭をせびる。
1981年の『ザ・デクライン』は既成概念へのアグレッションを爆発させ、新たな音楽、価値観の生まれるその震源地とその瞬間をとらえた。1983年、ペネロープ・スフィーリス監督は『ザ・デクライン』の世界に生きるパンクスを題材にした劇映画『反逆のパンク・ロック』(原題:SUBURBIA)を発表、そこに描かれたのが路上にたむろするガター・パンクスの生態だった。本作ではその劇映画の世界の現実の様子が映されている。音楽そのものよりもハードコア/パンクに生きる人々にスポットを当て、その極端さが行き着いた厳しい生態をとらえる。映画全篇に満ちているのは破滅と退廃と絶望である。

幾度かの映画祭での上映後、ディストリビューションを得るための営業を行うも、すべての会社から本作を配給する上で一作目および二作目の権利譲渡を条件に求められ、断ったことにより一度も商業ベースの配給がなされることなく終わった。本作はほぼ誰も観たことのない映画である。

『ザ・デクライン』
3/19(土)より新宿シネマカリテにて、3/26(土)より渋谷HUMAXシネマにて公開
『ザ・メタルイヤーズ』
3/26(土)より新宿シネマカリテにて、4/2(土)より渋谷HUMAXシネマにて公開
『ザ・デクライン3』
4/2(土)より新宿シネマカリテにて、4/9(土)より渋谷HUMAXシネマにて公開

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