園 子温監督の生き方を追ったドキュメンタリー作品が大島 新監督の手によって製作され映画化されることがわかった。
大島新監督は、故大島渚監督の次男で、現在ドキュメンタリーの監督として幅広く活躍している。

大島 新(おおしま・あらた) 代表取締役
1969年生まれ。1995年早稲田大学第一文学部卒業後、フジテレビ入社。「NONFIX」「ザ・ノンフィクション」などドキュメンタリー番組のディレクターを務める。1999年フジテレビを退社、以後フリーに。MBS「情熱大陸」で『寺島しのぶ』『秋元康』『見城徹』『田中慎弥』『園子温』などを演出。他にNHK「課外授業ようこそ先輩」「わたしが子どもだったころ」など。2007年、ドキュメンタリー映画『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』を監督。同作は全国15劇場で公開され、第17回日本映画批評家大賞ドキュメンタリー作品賞を受賞した。

公開は、園 子温監督新作で話題になっている『ひそひそ星』と同時ロードショーとなる。

画像: http://news.aol.jp/2016/02/16/sonosion/

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私は2014年1月から5か月間、園子温の活動を取材し、6月にMBS『情熱大陸』で放送した。番組は園の映画への熱い思いや「俺の映画」を作っているという自負、そしていたずらっ子のような素顔を映し出し、視聴者や関係者から大きな反響を呼んだ。私としても内容的に満足のいくものだったが、テレビ番組という枠組み、正味24分という尺の中では、園という人物を充分に描き切れなかったという思いも残った。そもそも「地上波でのテレビ放送は一度もない」という園映画。人間としての園も、映画同様、テレビサイズには収まりきらない魅力(と、ハチャメチャさ)に溢れていた。いま、世界基準の日本人映画監督とは誰なのか。残念ながら、かつての黒澤明、小津安二郎、今村昌平、大島渚といった作家たちと同じような存在感て?語られる日本人監督はいなくなってしまった。いや、ひとりいるではないか! 国内よりも海外での注目度が高い超個性派カルト監督。毀誉褒貶も多く、時にボロクソに言われることも彼にとっては褒め言葉だ。そう遠くない未来に、世界基準となる可能性を秘めた園子温。このドキュメンタリーは、稀有な才能を秘めた珍奇な生きものの記録である。
――大島 新

『園子温という生きもの』
2016年5月14日(土)新宿シネマカリテにてロードショー
※園 子温監督作品『ひそひそ星』と同時ロードショー
監督: 大島 新
出演: 園 子温 / 染谷将太 / 二階堂ふみ / 田野邉尚人 / 安岡卓治 / エリイ(Chim↑Pom) / 神楽坂恵
プロデューサー: 小室直子 / 前田亜紀
撮影: 橋秀典
編集: 大川義弘
整音・効果: 高木 創
音楽プロデュース: 菊地智敦
企画・製作: ネツゲン / 日活
制作プロダクション: ネツゲン
配給: 日活
宣伝: ミラクルヴォイス

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