『建築は軽やかさと自然の光の芸術である』ノーマン・フォスター卿率いる国際的建築設計組織「フォスター+パートナーズ」日本初の大規模展覧会が森美術館:展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて2016年2月14日(日)まで開催中です。

画像: フォスター+パートナーズ 《スイス・リ本社ビル(30 セント・メアリー・アックス)》 1997-2004年 ロンドン 撮影:Nigel Young, Foster + Partners

フォスター+パートナーズ
《スイス・リ本社ビル(30 セント・メアリー・アックス)》
1997-2004年
ロンドン
撮影:Nigel Young, Foster + Partners

建築家ノーマン・フォスターによって1967年に設立されたフォスター+(アンド)パートナーズは、世界45カ国で、300のプロジェクトを遂行、日本の国宝建築に相当する英国保護登録建築物最上級グレード1の指定等・輝かしい実績を誇る国際的な建築設計組織です。ガーキン(ピクルスにするキュウリ)の愛称でロンドン市民に親しまれている《スイス・リ本社ビル》、東西ドイツ統合の象徴としてベルリン観光の中心となった《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》など、それぞれの都市を訪れたことがある人なら誰もが一度は目にしたことがある現代建築史上の名作を生み出しています。

さらに現在、アップル新社屋、月面の砂を素材に3Dプリンターで制作する月面住宅など建築のイノベーションともいえるプロジェクトに次々と取り組んでいます。彼らは一貫して、「伝統と未来」、「人間と環境」といった普遍的なテーマを追求し、革新的なアイデアで建築や都市を創り続けています。本展は、フォスター+パートナーズを代表するおよそ50のプロジェクトを模型、映像、CG、家具、プロダクト、図面、スケッチなど膨大な資料を通して、その半世紀に及ぶ設計活動を総合的に紹介する日本で初めての展覧会です。

見どころ紹介!

見どころ、その1:伝統と未来―建築遺産に新たな息吹を吹き込み、未来につなぐ、独自のアプローチとメソッド

東西ドイツ統合の象徴としてベルリン観光の中心となった《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》、大英博物館中庭を現代的な美しいアトリウムへと変貌させた《グレートコート》など、最先端技術を駆使しながら、伝統的建造物の歴史的な背景や地域の環境に配慮し、再生する独自のアプローチとメソッドを紹介します。

画像: フォスター + パートナーズ 《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》(ドーム内観) 1992-1999年 ベルリン、ドイツ 撮影:Rudi Meisel

フォスター + パートナーズ
《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》(ドーム内観)
1992-1999年
ベルリン、ドイツ
撮影:Rudi Meisel

見どころ、その2:近未来の都市と建築を予感させる革新的プロジェクト

サスティナブル建築としてのアップル新社屋《アップル・キャンパス2》、月面の砂を素材に3Dプリンターで制作する月面住宅など、近未来の都市と建築を予感させる革新的なプロジェクトを紹介します。

見どころ、その3:人間と環境―「宇宙船地球号」で知られるリチャード・バックミンスター・フラーとのコラボレーションにより培われた設計思想

1930年代から地球規模の環境問題の提起と提案を行い、今なお建築家やアーティストに多大な影響を与えている工学者・思想家リチャード・バックミンスター・フラーとフォスター+パートナーズが、1971年からフラーが亡くなる1983年までの12年間協働したプロジェクトなどをフォスター建築の原点として紹介します。

画像1: 展示風景:「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」(2016年1月1日~2月14日)森美術館(展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー) 撮影:古川裕也 画像提供:森美術館、東京

展示風景:「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」(2016年1月1日~2月14日)森美術館(展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー)
撮影:古川裕也
画像提供:森美術館、東京

見どころ、その4:東京の絶景を望む展示空間で、特別な鑑賞体験

建築模型、映像、CGなど膨大な作品群が、海抜 250 メートル、展望台 東京シティビュー内スカイギャラリーで展示されます。都市の眺望と融合した空間での、他にはない特別な鑑賞体験となるでしょう。フォスター+パートナーズがデザインした家具やプロダクトを配したラウンジでは、眼下に広がる東京の絶景を望みながら、映像を楽しむ、贅沢な寛ぎのひとときをお過ごしいただけます。

画像2: 展示風景:「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」(2016年1月1日~2月14日)森美術館(展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー) 撮影:古川裕也 画像提供:森美術館、東京

展示風景:「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」(2016年1月1日~2月14日)森美術館(展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー)
撮影:古川裕也
画像提供:森美術館、東京

展示は3つのセクションで構成

セクション1:フォスター+パートナーズを支える建築思想

ノーマン・フォスターらは、20世紀を代表する工学者・思想家のリチャード・バックミンスター・フラーと、活動初期の1971年からフラーが亡くなる1983年まで協働し、彼の思想に多大な影響を受けました。フラーは、地球を「宇宙船地球号」と呼び、サスティナビリティやエコロジーという概念がない時代に、いま、私たちが直面している地球規模の問題をいち早く指摘し、その解決に示唆を与えました。このセクションでは、フォスターとフラーの共同プロジェクトとその後のフォスター+パートナーズの原点となる初期の作品を展示します。

画像: フォスター+パートナーズ 《セインズベリー視覚芸術センター》 1978年 ノーウィッチ、英国 撮影 : Ken Kirkwood

フォスター+パートナーズ
《セインズベリー視覚芸術センター》
1978年
ノーウィッチ、英国
撮影 : Ken Kirkwood

セクション2:空間から環境へ―フォスター+パートナーズのデザインプロセス

エコロジー、サスティナブル、歴史、伝統、地域、国家といった各国が抱える課題に、最先端のデザインと技術で応えてきたフォスター+パートナーズの膨大なプロジェクトを厳選して展示します。検討モデルから完成モデル、映像、写真、スケッチなどを通して、建築が創造されてゆくダイナミズムをデザインプロセスとともに紹介します。

画像: フォスター+パートナーズ 大英博物館《グレートコート》 1994-2000年 ロンドン、英国 撮影: Nigel Young, Foster+Partners

フォスター+パートナーズ
大英博物館《グレートコート》
1994-2000年
ロンドン、英国
撮影: Nigel Young, Foster+Partners

セクション3:都市と建築のイノベーション―未来のライフスタイルを発想する

フォスター+パートナーズの半世紀にわたる設計活動は、いま、新たな段階へと踏み出しています。ゼロエミッションを目指す巨大建築や都市、月面住宅など一見、空想的なプロジェクトの数々が、実現に向けて研究されています。このセクションでは、最先端技術に裏付けされた近未来の都市と建築の姿を提示します。

画像: フォスター+パートナーズ 《マスダールシティ》 2007年ー アブダビ、アラブ首長国連邦 © Foster+Partners

フォスター+パートナーズ
《マスダールシティ》
2007年ー
アブダビ、アラブ首長国連邦
© Foster+Partners

2016年2月14日(日)まで、世界をリードする建築設計組織の全貌を、お見逃しなく!

展覧会概要


会  期: 2016年1月1日(金・祝)- 2月14日(日)
会  場: 森美術館(六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー)(六本木ヒルズ森タワー52階)
開館時間:  10:00-22:00 *最終入館21:30 *会期中無休
      *東京シティビュー スーベニアショップの営業時間は10:00-21:00です
主  催: 森美術館
後  援: ブリティッシュ・カウンシル
協  賛: 株式会社大林組、パナソニック株式会社、パルマスティーリザグループ、トヨタ自動車株式会社、
フジテック株式会社、株式会社長谷萬、株式会社入江三宅設計事務所、鹿島建設株式会社、株式会社関電工、
株式会社建築設備設計研究所、株式会社久米設計、株式会社九電工、美和ロック株式会社、株式会社日本設計、
三建設備工業株式会社、三機工業株式会社、東京ガス株式会社、株式会社山下設計、株式会社きんでん、
株式会社駒井ハルテック、新菱冷熱工業株式会社
制作協力: 株式会社インターオフィス、カラーキネティクス・ジャパン株式会社、株式会社Takamura、
千葉工業大学 今村研究室
協  力: サントリービール株式会社
企  画: 森美術館、フォスター+パートナーズ

公式サイト:http://www.mori.art.museum/jp/

入館料
入館料: 一般 1,800円
学生(高校・大学生) 1,200円
子供(4歳~中学生) 600円
シニア(65歳以上) 1,500円
※表示料金に消費税込
※本展のチケットで展望台 東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)
※森美術館「村上隆の五百羅漢図展」、森アーツセンターギャラリーには入館できません。別途料金が必要です。
※屋上 スカイデッキへは、別途追加料金がかかります。

お問い合わせ
Tel:03-5777-8600(ハローダイヤル)

同時開催
「村上隆の五百羅漢図展」
会期:2015年10月31日(土)-2016年3月6日(日)
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
*「フォスター+パートナーズ展」、東京シティビューのチケットでは入場できません。別途料金がかかります。

シネフィル チケットプレゼント
ご提供組数 5組10名様


下記の必要事項、読者アンケートをご記入の上、「フォスター+パートナーズ展」チケットプレゼント係宛てに、メイルでご応募ください。
抽選の上5組10名様に、記名ご本人様のみ有効の、チケットをプレゼントいたします。
チケットは、非売品です。
転売業者などに入手されるのを防止するため、ご入場時他に当選者名簿との照会で、公的身分証明書でのご本人確認をお願いすることがあります。
☆応募先メイルアドレス
info@miramiru.tokyo
応募締め切りは2016年2月7日 日曜日
記載内容
☆1、氏名 
☆2、年齢
☆3、当選プレゼント送り先住所(応募者の電話番号、郵便番号、建物名、部屋番号も明記)
☆4、ご連絡先メイルアドレス、電話番号
5、記事を読んでみたい監督、俳優名(複数回答可)
6、読んでみたい執筆者(複数回答可)
7、連載で、面白いと思われるもの(複数回答可)
8、連載で、面白くないと思われるもの(複数回答可)
9、シネフィルへのご意見、ご感想、などのご要望も、お寄せ下さい。
また、抽選結果は、当選者への発送をもってかえさせて頂きます。

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