映画『レインツリーの国』

「図書館戦争」シリーズなどで人気のベストセラー作家・有川浩のヒット小説をKis-My-Ft2の玉森裕太の映画初主演で実写映画化したラブストーリー。

画像: 映画『レインツリーの国』

あるブログの管理人の女性とメールをやりとりするようになった男性が、会うことを頑なに拒む彼女の思わぬ秘密を知る。
監督は『阪急電車 片道15分の奇跡』『県庁おもてなし課』など有川浩の小説映画化作を手掛けている三宅喜重。テレビドラマ『山田くんと7人の魔女』『ホテルコンシェルジュ』などの西内まりやがヒロインを演じる。他に山崎樹範、片岡愛之助、矢島健一、麻生祐未、大杉漣、高畑淳子らが共演。

恋のもどかしさと素晴らしさを深く見つめた物語にときめく。オッサンのボクの心すら温めてくれた素敵な作品ね。西内まりやがかわいいの。ファッションもイチイチかわいいの。後半髪切ってますますかわいいの。飾りのない演技は新鮮だし、ギクシャク感も悪くないんだよね。西内まりやをたっぷり堪能。

シンプルな設定ではあるけれど、人は大なり小なりコンプレックスや悩みを抱えているだろうから、まあ普遍的なテーマということなんだろうね。出会いから初対面、その後のデートまで、その間のぎこちないやりとりも気まずくなったりも絆を深めていったりも丁寧にじっくりゆっくり描かれているので共感しやすいっていうのも良いんだよね。そんなつもりじゃないのに傷付けちゃったり、そうじゃないのに誤解して落ち込んだり、そんなことですれ違ったりといったあたりにはもどかしさやじれったさを感じつつも愛おしく思えたりしてね…オッサンゴコロでしょうかね(笑)。
2人の今後を温かく見守ってあげたいなあと。一方でイマドキ写メ交換ナシで会うとか、難聴者に対する周囲のひどい扱い、特に職場のブラックっぷりとか、仕事そっちのけでメッセージやりまくりとか、中途半端な大阪弁(?)とかにはモヤモヤしたけれど…。2人が完璧過ぎないところも良いし、そんな2人がカッコ付けずに本気でぶつかっていく真っ直ぐさや健気さも良かった。2人の両親の愛や思い遣りも深いんだよね。観後は物足りなさもありながら清々しい爽やかな余韻に包まれた。
そのあとジワジワと優しさが心に刺さってくるね。うーん、また恋愛したいなあと思ったり、今度はダメでも何度でも向き合おうと思えたり、そんな作品。

シネフィル編集部 あまぴぃ

レインツリーの国 Raintree no Kuni 2015 映画予告編

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