“ピンク四天王”の1人と称され、その個性的な作品性が評価されている佐藤寿保監督がホラー映画『華魂』の第2弾『華魂 幻影』を製作し、1月15日に東京・新宿K's cinemaで完成披露試写会を行なわれた。

画像: ピンク四天王の佐藤寿保監督作品『華魂』第2弾完成!場面写真も解禁に---真理アンヌ、三上寛なども出演陣に---

構想期間10年という長い時間を経て佐藤監督が第1作を作り上げたという本シリーズは、元々1年間に春夏秋冬で4部作を作るつもりで始めた企画だったとのことだが、今回の第2弾の完成までには前作から2年の時間が経過した。

画像: 大西信満、イオリ

大西信満、イオリ

画像: イオリと華

イオリと華

三上寛、真理アンヌ、吉澤健なども出演

画像: 三上寛、真理アンヌ、吉澤健なども出演


「他の映画館では見られない、熱気と狂気と愛に包まれた映画です」と佐藤監督が語るように鬼才と呼ばれる佐藤監督の手腕やこだわりが詰まった内容となっている。

東京・新宿K's cinemaにて4月30日から東京公開がスタートする。

前作となる『華魂』予告

映画「華魂」予告編(120秒v)

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佐藤寿保監督

1959年静岡県生まれ。東京工芸大学卒業後、向井寛主宰の「獅子プロダクション」に参加。ピンク映画の世界に足を踏み入れ、滝田洋二郎らの助監督を務める。
85年「狂った触覚(激愛!ロリータ密猟)」で監督デビュー。同年ズームアップ映画祭新人監督賞を受賞。以後、日常にひそむ狂気と倒錯のエロチシズムをハードな映像で描き続けた手法はピンク映画という枠を超えた注目を集め、サトウトシキ、佐野和宏、瀬々敬久とともにピンク四天王と称され、その筆頭として人気が高まっていく。
その作風はロッテルダム映画祭、ヴィエンナーレ映画祭など海外でも高い関心を集める。
96年芥川龍之介の短編集を原作にした「藪の中」で一般映画に進出。代表作に「秘蜜の花園」(87)、「仮面の誘惑」(88)、「Naked Blood女虐」(96)、「やわらかい肌」(98)近年では谷崎潤一郎原作の「刺青」、江戸川乱歩原作の「乱歩地獄・芋虫」(主役:浅野忠信、松田龍平、大森南朋)がある。
「名前のない女たち」(2010)はテアトル新宿を皮切りに全国18館で上映され、ドイツ・イギリスの日本映画祭・モスクワ国際映画祭に出品され、カナダのファンタジア映画祭では主演の安井紀絵が主演女優賞を受賞した。
本作「華魂」は佐藤監督のオリジナル企画、構想10年で念願の映画化が実現した。それに、続く
「華魂 幻影」2016年公開。

画像: 佐藤寿保監督

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