映画『クリード チャンプを継ぐ男(原題: Creed)』

シルヴェスター・スタローンを一躍スターに押し上げた代名詞『ロッキー』シリーズの新たな物語。

画像: 映画『クリード チャンプを継ぐ男(原題: Creed)』

シルヴェスター・スタローンが演じた『ロッキー』シリーズのロッキーが、ライバルのアポロ・クリードの息子と再びボクシングの世界に身を投じる様を活写した話題作。
アポロの息子アドニスが、トレーナーとなったロッキーのもとでボクサーとして成長する姿を見つめる。アドニス役は『フルートベール駅で』の演技が高く評価されたマイケル・B・ジョーダン。同じく『フルートベール駅で』で注目された新鋭ライアン・クーグラーが監督・脚本を務めた。

熱いドラマはもちろん、ボクシングシーンも必見。もうねえ、文句ないですわ。絶対何かしら賞を獲るね。ボク 3回涙しましたよ。えぇ、男泣きですよ。もちろん“1人で”ですがね…。

まだ29歳の『ロッキー』世代じゃない監督がこんなに“ロッキー愛”を持って、これまでのシリーズ作に大きな敬意を払いつつ語り継いでくれるっていうのがまず何より嬉しいんだよね。
言っちゃえばね“自分探し”なんていう超〜ベタな設定なのよ。でもね、往年のシリーズにオマージュを捧げつつ、2人の人生模様をいい具合に並べて走らせて、クールな画作りと丁寧で鳥肌立ちまくりの演出でね、監督の手腕も見事なんだよね。

133分もの長さも感じない(体感的には100分!?)。構成も秀逸で、若い世代にはロッキー伝説を理解させ、ボクらには過去を思い出させてくれる。
往年のシリーズを踏まえたグッとくる瞬間が何度もあってさ。試合開始から終了までワンカットの長回しには鳥肌立ったワ。メリー・アンから贈られた星条旗のトランクスを履いて試合に臨むあたりは誰でも泣くと思う。ボクも号泣さ(TT)…。

そしてダウンした時に一瞬映る父アポロの凛々しい顔、そして立ち上がるまでの回想シーン…ボクの涙腺決壊…涙でスクリーンが見えなかった…。完璧なタイミングなんだよね、テーマ曲の使われ方。ニワトリを追い掛けるトレーニングは懐かしいね。そのあと生卵が出てきたのに目玉焼き作られてさ。ガクッてなったけど微笑ましかったよ。若者を全力で応援するオッサンたちはカッコ良く、また真剣に努力する若者にオッサンたちが支えられるという素敵な関係に痺れた。40年熟成された名作の新しい歴史を感じる感動作。
みんなにも是非受け止めて欲しいね、この熱いパンチ!!

シネフィル編集部 あまぴぃ

映画『クリード チャンプを継ぐ男』予告編【HD】2015年12月23日公開

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