京都文化博物館フィルムシアター、映画日本百景【北海道〜青森編】において、『馬喰一代』(1951)がフィルム上映されました。
『痴人の愛』『牝犬』で京マチ子の官能美を描いてきた木村恵吾監督。
馬喰・三船の荒馬にも負けない野性味と小料理屋の酌婦・京マチ子の発する妖艶な色香の絡み合いは見所。
また、三船は子供に対する不器用ではあるがひたむきな愛を見事に表現した。

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画像1: 『馬喰一代』 1951(昭和26)年大映作品/113分・モノクロ 原作:中山正男 脚本:成澤昌茂 監督・脚本:木村恵吾 京都文化博物館 映像情報室 The Museum of Kyoto, Kyoto Film Archive http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film/

『馬喰一代』
1951(昭和26)年大映作品/113分・モノクロ
原作:中山正男 脚本:成澤昌茂 監督・脚本:木村恵吾
京都文化博物館 映像情報室 The Museum of Kyoto, Kyoto Film Archive

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京都文化博物館 映像情報室 The Museum of Kyoto, Kyoto Film Archive


京都文化博物館フィルムシアター、映画日本百景【北海道〜青森編】。
12月10日と13日に『馬喰一代』(1951)がフィルム上映されました。
『痴人の愛』『牝犬』で京マチ子の官能美を描いてきた木村恵吾監督。
馬喰・三船の荒馬にも負けない野性味と小料理屋の酌婦・京マチ子の発する妖艶な色香の絡み合いは見所。
また、三船は子供に対する不器用ではあるがひたむきな愛を見事に表現した。

京都文化博物館 映像情報室 The Museum of Kyoto, Kyoto Film Archive

‪#‎ミニシアター‬ http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film/

『馬喰一代』
1951(昭和26)年大映作品/113分・モノクロ
原作:中山正男 脚本:成澤昌茂 監督・脚本:木村恵吾


『馬喰一代』
1951(昭和26)年大映作品/113分・モノクロ
原作:中山正男 脚本:成澤昌茂 監督・脚本:木村恵吾 撮影:峰重義 美術:柴田篤二 録音:西井憲一 音楽:早坂文雄 美術:柴田篤二 照明:安藤真之助 監督補:仲木繁夫 製作主任:斎藤晃一


出演:三船敏郎(片山米太郎)、京マチ子(ゆき)、志村喬(小坂六太郎)、市川春代(はるの)、菅井一郎(小笠原)、杉狂児(シャッポの孫八)、星光(島崎定次)、潮万太郎(仙三)、左卜全(五作)、小杉義男(片目の仁三)伊庭輝雄(大平)、広瀬恒美(鉄造)、水原洋一(榊の吉次)、光岡龍三郎(鳥取太郎)、浦辺粂子(おのぶ)、香住小夜子(酌婦A)、比良田恵子(酌婦B)、姫路リエ子(おすが)、春藤和枝(おたけ)、中条静夫(徳)、高品格(留)

画像2: 『馬喰一代』 1951(昭和26)年大映作品/113分・モノクロ 原作:中山正男 脚本:成澤昌茂 監督・脚本:木村恵吾 京都文化博物館 映像情報室 The Museum of Kyoto, Kyoto Film Archive http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film/

『馬喰一代』
1951(昭和26)年大映作品/113分・モノクロ
原作:中山正男 脚本:成澤昌茂 監督・脚本:木村恵吾
京都文化博物館 映像情報室 The Museum of Kyoto, Kyoto Film Archive

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『馬喰一代』1951(昭和26)年大映作品/113分・モノクロ
原作:中山正男 脚本:成澤昌茂 監督・脚本:木村恵吾
ストーリー・解説


片山米太郎は、“北海の虎”と異名をとるほどの馬喰(ばくうろ)だが、乱暴者で喧嘩っ早く、酒と賭博に明け暮れる毎日だった。賭博で負けた米太郎は、馬を売った金を高利貸しに巻き上げられ病気の妻への薬も買えなかった。出稼ぎに出た米太郎は、そこで妻の危篤を知らされた。妻の遺言通り、喧嘩と博打を止めた米太郎は、妻が残した金で駿馬・ミノルを買い、札幌の学校にあがりたいという一人息子の学資を稼ごうと苦労を重ねた。やがてミノルは北見競馬に出場し、見事な走りで優勝するが・・・。


サロマ湖畔にうまれ、幼少期を留辺蘂(るべしべ)で暮らした作家・中山正男の、自身の父親をモデルに、直木賞候補にもなった原作の映画化。
馬喰とは、農家などを相手とする馬の仲買人のことで、大正から昭和初期にかけて林業が盛んだった北見一帯には多くの馬喰がいたという。
監督は『痴人の愛』(1949)、『浅草の肌』(1950)、『牝犬』(1951)で京マチ子を主役に据えて、その官能美を描いてきた木村恵吾。

馬喰・三船の荒馬にも負けない野性味に対して、小料理屋の酌婦・京の発する妖艶な色香の絡み合いが見所のひとつである。
三船は当時、『酔いどれ天使』(1948)、『羅生門』(1950)など、野性味あふれる豪快な演技でスターダムを駆け上がって行くさなか、本作では子供に対する不器用ではあるが温かくひたむきな愛を見事に表現、演技の幅を大きく広げた。

なお、本作の続編を翌年に初代市川猿翁と轟夕起子(『続馬喰一代』監:島耕二)で、1963年には三國連太郎と新珠三千代(『馬喰一代』監:瀬川昌治)と、原作はこれまで3度映画化されている。

京都文化博物館 映像情報室 The Museum of Kyoto, Kyoto Film Archive



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