『ハッピー・アワー』濱口竜介監督が第26回シンガポール国際映画祭で、みごとに最優秀監督賞を受賞した。
第68回ロカルノ国際映画祭では、4人同時の主演女優賞を受賞して、一気に注目を浴びた映画『ハッピーアワー』だが、今度は監督自身の受賞。
ますます世界で、注目をあびている作品となっている。

画像: http://sgiff.com

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ストーリー

4人の女性たちが直面するそれぞれの人生の岐路
30代も後半を迎えた、あかり、桜子、芙美、純の4人は、なんでも話せる親友同士だと思っていた。純の秘密を知るまでは……。中学生の息子がいる桜子は、多忙な夫を支えながら家庭を守る平凡な暮らしにどこか寂しさを感じていた。編集者である夫をもつ芙美もまた、真に向き合うことのできないうわべだけ良好な夫婦関係に言い知れぬ不安を覚えていた。あかりはバツイチ独身の看護師。できの悪い後輩に手を焼きながら多忙な日々を過ごし、病院で知り合った男性からアプローチを受けるも今は恋愛をする気になれずにいる。

純の現状を思わぬかたちで知った彼女たちの動揺は、いつしか自身の人生をも大きく動かすきっかけとなっていく。つかの間の慰めに4人は有馬温泉へ旅行に出かけ楽しい時を過ごすが、純の秘めた決意を3人は知る由もなかった。やがてくる長い夜に彼女たちは問いかける。
—私は本当になりたかった私なの?

映画『ハッピーアワー』予告編

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濱口竜介 Ryusuke HAMAGUCHI / 監督 Director
1978年、神奈川県生まれ。2008年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスに出品
され高い評価を得る。その後も日韓共同製作『THE DEPTHS』(2010)が フィルメックスに出品、東日本大震災の被災者へのインタヴューから成る『
なみのおと』『なみのこえ』、東北地方の民話の記録『うたうひと』(2011〜2013/共同監督:酒井耕)、4時間を越える長編『親密さ』(2012)、
染谷将太を主演に迎えた『不気味なものの肌に触れる』を監督するなど、地域やジャンルをまたいだ精力的な制作活動を続けている。現在は神戸を拠点に活動中。

製作総指揮 : 原田将、徳山勝巳
プロデューサー : 高田聡、岡本英之、野原位
アソシエート・プロデューサー:靜 健子、HAYASHI Akikiyo
監督 : 濱口竜介
脚本 : はたのこうぼう(濱口竜介、野原位、高橋知由)
撮影 : 北川喜雄
録音 : 松野泉
照明 : 秋山恵二郎
助監督 : 斗内秀和、高野徹
音楽 : 阿部海太郎
製作・配給 : 神戸ワークショップシネマプロジェクト(NEOPA,fictive)
宣伝 : 佐々木瑠郁、岩井秀世

シアター・イメージフォーラム他で絶賛上映中

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