第30回となるスペイン・ゴヤ賞のノミネートが発表された。
この作品賞の候補に選ばれている中で、日本人の活躍しているの2本を紹介。
一本は、フェデリコ・ガルシーア・ロルカの「血の婚礼」をもとにして映画化された『La novia』。今回全体で、作品賞、監督賞をはじめに、12部門ノミネートされている。
ここで、注目は、作曲賞にノミネートされているのが梅林茂。『花様年華 』『グランド・マスター』などウォン・カーウァイ監督作品などアジアの監督とのコラボレーションが有名だが、今回はスペインの監督:パウラ・オーティーズ(Paula Ortiz)の作品に参加し、ノミネート。
予告からも、梅林の作曲のイメージが伝わる。
そして、それを追いかける同じく、作品賞、監督賞にノミネートの作品が、『Nadie quiere la noche』だ。1909年のグリーンランドを舞台にした実話をもとに描いたというこの作品。
主演のガブリエル・バーンをめぐって、アカデミー助演賞をはじめに、世界3大映画祭すべてで女優賞を獲得したジュリエット・ビノシュと三角関係を演じるのは、誰あろう菊地凛子。
それも今回、菊地凛子は日本人ではなく、イヌイット役という難しい役に挑戦している。
それにしても、菊地凛子は海外のアート系のいい作品にコンスタントに登場していますねぇ。
作品賞候補は、
“A cambio de nada(Nothing in Return)”(西) 監督:Daniel Guzmán
“La novia(The Bride)”(西・トルコ・独) 監督:パウラ・オーティーズ(Paula Ortiz)
“Nadie quiere la noche(Nobody Wants The Night)”(西・仏・ブルガリア) 監督:イザベル・コイシェ
“Truman”(西・アルゼンチン) 監督:Cesc Gay
“Un día perfecto(A Perfect Day)”(西) 監督:Fernando León de Aranoa
の5作品となっている。
受賞決定は、2016年2月6日