映画『エベレスト 3D(原題: Everest)』

世界中の登山家を魅了する世界最高峰エベレストで1996年に起きた遭難事故を『ザ・ディープ』『2ガンズ』などのバルタザール・コルマウクル監督が 3Dで映画化したサバイバルドラマ。死と隣り合わせの標高8,000メートルを超えたデスゾーンで極限状況に追い込まれた登山家たちのサバイバルを迫力の映像で描く。

画像: 映画『エベレスト 3D(原題: Everest)』

『ターミネーター: 新起動ジェニシス』などのジェイソン・クラークをはじめ、ジョシュ・ブローリン、キーラ・ナイトレイ、サム・ワーシントン、ジェイク・ギレンホールら実力派が集結。

新しい3D映画の可能性とでも言おうか。美しい映像でエベレストの素晴らしさを表現するのはもちろん、壮絶さや怖さ、不気味さなど…登山の危険をも映し出しているんだよね。
迫真の映像が怖い、恐い、コワい…。そっちにばかり目が行って、実は超〜豪華な役者陣や登山家たちの過酷な挑戦への勇気や冒険心、葛藤などには目が行かなかったんだよね…。
大好きなキーラ・ナイトレイにすらなかなか気付けなかったなんて…ボクのバカ、ばか、馬鹿。

121分にまとめてるので、物語的には駆け足な感もあり、説明不足を感じたところもあるのかな。
演出はドラマティックにせずに、ドキュメンタリのように淡々と、誰にも寄り添わない視点で進んでいくのがかえって好感だね。誠実というかね。実話というのがツラい…。

それぞれの気持ちやそれぞれの決断が正しかったのか、間違っていたのか、彼らの無力感や罪悪感などなどを考えずにはいられなかった。特にジェイソン・クラークが決断を下すときの表情にはグッときた。日本人女性登山家が頂上に日の丸を立てたシーンには胸が熱くなったよ。生死すら超越してるのかもしれないけれど、死と隣り合わせだからこそ“生”が浮き彫りになってるような気がした。エンドロールではいろいろなことがこみ上げてきて涙が止まらなかった…。
どうやって撮影したんだろう? 役者陣はもちろんスタッフも大変だったろうな。関係者全員に拍手を送りたい。とにかく圧倒的な迫力で圧巻の映像と音響、それによる緊張感がすごい。
映画館で観てこそ楽しめる作品。是非、映画館で!!

シネフィル編集部 あまぴぃ

映画『エベレスト 3D』予告

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