映画『サヨナラの代わりに(原題: You're Not You)』

ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命わずかとなった女性と、彼女に介護人として雇われた女子大生との交流を描く感動的なヒューマンドラマ。

画像: 映画『サヨナラの代わりに(原題: You're Not You)』

性格も境遇も全く違い、接点のない生活を送っていた2人の人生が交差し、深い絆で結ばれていく様を『ミリオンダラー・ベイビー』のオスカー女優ヒラリー・スワンクと『オペラ座の怪人』などのエミー・ロッサムが演じる。

『最後の初恋』などのジョージ・C・ウルフが監督を務め、『トランスフォーマー』シリーズなどのジョシュ・デュアメルらが共演。ときどき笑って、たくさん考えさせられて、そして思いっ切り泣いちゃったよ…。難病モノはステレオタイプになりがちなんだけれどね…。展開もほぼ想定通りなんだけどね…。でも何かが違うんだよな…。主演2人の演技が素晴らしいせいで湿っぽくなり過ぎないのが良かったのかな。エミー・ロッサムのクリックリッの瞳が豊かな表情にさらに幅を持たせてて、キャラクタをとても魅力的にしてた。ヒラリー・スワンクの演技も素晴らしいの一言。過酷な運命を受け入れながらも自分らしい生き方を模索する主人公を繊細に、でも堂々と演じてた。2人が叫ぶシーンは大好きだなあ。

手堅い(?)構成・演出が安定感となって、魅力的なキャラや台詞がボクの心をコンコン、コンコンとノックしてきたのかもしれない。“自分らしく生きるとはどういうことか?”、“自分や周りの人が同じ病気になったらどうするか?” 押し付けがましくはないけれど、そう問いかけられてるようで苦しくなったなぁ。最期の最期まで相手を信じることの難しさや素晴らしさ、利害や下心ではなく相手のために何かをしてあげたいと思う純粋さや人間らしさ、そしてそれをやり遂げる強さに心を打たれたなあ。少し残念だったのは、エミー・ロッサムの歌があまり聞けなかったことだね…。
気持ち良くキレイな涙を流せる作品。

シネフィル編集部 あまぴぃ

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