12 月 16 日(水)に発売となる『atg 実相寺昭雄ブルーレイ BOX』に『哥(うた)』の幻の長尺版である 137 分バージョン本編が映像特典として収録が決定しました。

2016 年に没後 10 年を迎える巨匠・実相寺昭雄監督が、日本アート・シアター・ギルド(以下 ATG)に遺した劇場用映画4作品、『無常』『曼陀羅』『哥(うた)』『あさき夢みし』を初めて 23.98psf のフレームレートにて HD 化し、ブルーレイ化するもの。

作品ごとに、当時の撮影監督自ら色補正。実相寺監督の想いを再現!

テレシネにおいては『無常』『曼陀羅』は撮影監督の稲垣涌三氏、『哥(うた)』『あさき夢みし』は撮影監督である中堀正夫氏の監修のもとに色補正を実施。
常に「暗さ」の映像表現を追求し、スタッフに対しても
「絞れば絞るほど良くなる」(撮影部の部屋に貼られた、和紙に筆文字で書かれた言葉)
「眩しくて観てらんねぇよ」(ラッシュ試写時の鑑賞後の発言)などの言葉をのこしていた実相寺監督の想いを受け継ぎ、モノクロ作品は「黒」の艶・深みや階調にこだわり、カラー作品は「色を殺す」というニュアンスのもと、オリジナルに最も近づけるべく、徹底した緻密なテレシネが行われたという。

『哥(うた)』監督の最も望んでいた長尺バージョンである 137 分版が存在した!

そんな中、『哥(うた)』の本編尺は 120分であるが、実は世に発表される直前のバージョンとして監督の最も望んでいた長尺バージョンである 137 分版が存在し、関係者から奇跡的に監督の生前に保存用としてデジタル化されていた素材が発掘されて、『atg 実相寺昭雄ブルーレイ BOX』にのみ、映像特典として緊急収録することとなったという。

この素材は一切のレストアを行わず、保存用として存在した素材がそのまま収録されます。
120 分版と比較すると、一か所や二か所をまとめてカットしたものではなく、非常に細かく異なっており、推測ではあるが、興行上の理由による【2 時間以内におさめる】という命題に対する監督と編集者の格闘とこだわりの痕が見えてくる。
『哥(うた)』の次作にあたる『あさき夢みし』も本編がぴったり 120 分であるのは偶然ではないだろう。
この『哥(うた)』の長尺版がパッケージ商品として世に出るのは史上初のことであり、実相寺監督ファン必携のアイテムとなることはもちろん、日本の映画史においても重要かつ意義深いリリースとなります。また BOX には、映画監督であり映画評論家の樋口尚文氏による空前絶後の大作解説が封入されるという。


以下は海外での予告です、上記HD完全版映像ではありません---。

[TRAILER] Poem (Uta) (1972)

youtu.be

【実相寺昭雄(1937~2006)】
東京四谷生まれ。1959年にTBSに入社。テレビドラマのディレクターとしての経験を積み、「ウルトラマン」シリーズや「怪奇大作戦」などの特撮として知られ、熱狂的なファンをうみだす。
1970年にTBSを退社。その後、ATGで制作した長編映画『無常』(’70年)が、ロカルノ映画祭グランプリを受賞。
その後、ATGで『曼陀羅』(’71年)、『哥(うた)』(’72)、『あさき夢みし』(’74年)を監督。その後も、『帝都物語』(’88年)『D坂の殺人事件』(’98年)『姑獲鳥の夏』(’05年)など話題作のメガホンを撮った。
07年に公開された『ユメ十夜「第一夜」』が遺作となる。TVや映画だけでなく、TVコマーシャルや舞台の演出、小説家としても活躍。
2006年11月29日死去。享年69。

【商品情報】
■「atg 実相寺昭雄ブルーレイBOX 」(KIXF-90314~90317)
収録タイトル:
①『無常[HDニューマスター版]』
②『曼陀羅[HDニューマスター版]』
③『哥(うた)[HDニューマスター版] 』
④『あさき夢みし[HDニューマスター版]』
収録時間:4作品合計 約 520 分
(①:約144分/②:約136分/③:約120分/④約120分)
■発売日:2015年12月16日(水)
■価格:ブルーレイBOX ¥19,200+税/DVD各¥3,800+税
■特典:解説書封入(解説:樋口尚文)
■発売・販売元:キングレコード
※単品ブルーレイの発売はございません。尚、DVDは単品のみの発売です。
■ブルーレイBOXのみの映像特典:まぼろしの『哥(うた)』137分版本編(『哥(うた)』のディスクに収録)
■『曼陀羅』『哥(うた)』『あさき夢みし』の3作品はオリジナルの予告編を収録。

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