122年続いた本物の映画館で撮影!
本作の撮影場所は、広島県福山市にあった日本最古級の映画館「シネフク大黒座」。
取り壊しが決まった劇場の雄姿を何とか映像に残したい―。
そんな思いから、生まれた”映画愛”にあふれた映画『シネマの天使』が全国で公開中だ。
撮影終了前に重機が劇場内に入ってくるなど、ギリギリのスケジュールを縫って撮影された。

画像: 1903年頃の大黒座(広島県福山市)。この時代は芝居小屋だったという。 https://www.facebook.com/cinemanotenshi/timeline

1903年頃の大黒座(広島県福山市)。この時代は芝居小屋だったという。

https://www.facebook.com/cinemanotenshi/timeline

この映画の、監督、脚本は広島在中の時川英之。
長編第1作の『ラジオの恋』は、広島の小規模な作品ながら、ミニシアターの記録を塗り替え、その後異例の全国公開を達成。本作が長編第2作となる。
今回、「シネフク大黒座」の運営担当者から、大黒座の雄姿を映像に残したいと相談を受け、オリジナルの脚本を執筆し、「映画館の映画」を完成させた。

ストーリー/Story

122年続いた老舗映画館の大黒座が閉館することになった。
そこで働き始めたばかりの新入社員 明日香(藤原令子)は、ある夜、館内で謎の老人に出会うが、彼は奇妙な言葉を残し、忽然と消えてしまう。
大黒座で映画を見て育ったバーテンダーのアキラ(本郷奏多)は、いつか自分の映画を作りたいと夢見ているが、何もできない自分がもどかしい。大黒座の女性支配人(石田えり)は、閉館に反対する人々をなだめながら気丈に振る舞っていた。泣いても笑っても、もうすぐ、大黒座はなくなってしまう…。
劇場の壁という壁が、町の人々が書いたメッセージで埋まっていく。
そしてついに閉館の日。スクリーンに最後の映画が映しだされ、劇場を埋め尽くす観客は、それぞれの思い出に胸を熱くする。その時、明日香の前に、あの謎の老人が再び現れ…。
長い歳月の間、人々に愛されてきた映画館が、最後にくれたサプライズとは―。

出演
藤原令子 本郷奏多
ミッキー・カーチス 石田えり
阿藤快 岡崎二朗 安井順平 
及川奈央 横山雄二 小林克也
佳村さちか 那波隆史 國武綾
西田篤史 末武太 高尾六平
柿辰丸 新佛誠康 他

「シネマの天使」劇場予告編

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.