1928年に製作され、幻のフィルムといわれていたウォルト・ディズニーらが作ったウサギのキャラクターの映像が見つかった。
この、キャラクターはミッキーマウスの原型とされる”オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット(幸せなウサギ オズワルド)”の映像で、英国映画協会によって見つけ出された。

『オズワルド』はポール・テリーの『クレージー・キャット』を元にアブ・アイワークスがデザインしたものともいわれているが、ディズニーが制作した事は間違いがない。
この、発見された映像は6分間のもの。
1927年から制作が開始され、いたずらと反抗的な性格のキャラで愛され全26作品がサイレントで製作されたが、これはその一部で『スレイ・ベルズ(1928)』と思われる。
1928年に権利がユニバーサル・ピクチャーズの手に渡ったことから、ディズニーは新たなキャラクター・ミッキーマウスを作ったとも言われている。

作品は、英国映画協会のアーカイブから見つかり、ディズニー社とともに復元、87年ぶりに上映されるという。

画像: http://exclaim.ca/film/article/british_film_institute_unearths_lost_disney_short

http://exclaim.ca/film/article/british_film_institute_unearths_lost_disney_short

過去の歴史

ウォルト・ディズニーとアブ・アイワークスは当初映画プロデューサーで配給業者でもあるチャールズ・ミンツ(Charles Mintz)の下で実写を織り交ぜたアニメーションシリーズ『アリス・コメディ(漫画の国のアリス)』(The Alice Comedies)[1]を制作していたが、作中のキャラクター「ジュリアス・ザ・キャット(Julius the Cat)」が漫画家パット・サリバンの“フィリックス・ザ・キャット”の模倣であったため、サリバンからの抗議を受け、やがてシリーズの人気も下火になったことから、ミンツの指示で新しいアニメーションシリーズを企画しなければならなくなった。そこで2人は実写なしのフルアニメーションの制作に乗り出す。キャラクターを創造するにあたってウサギの案が浮上、また親しみの持てる丸みのある絵柄を追求していく中でオズワルドが誕生した。
ウォルトの尽力によって第2作目『トロリー・トラブルズ “Trolley troubles” 』から大ヒットし、全26作品が制作されたが1928年2月、配給先のユニバーサル・ピクチャーズと製作費に関する交渉を行った際、所有権がユニバーサル側にあることを突きつけられ交渉は決裂、さらにチャールズ・ミンツによる従業員引き抜き工作によってウォルトとアブは作品を放棄。オズワルドに関する全ての権利に加えて、有能なアニメーターを手離すこととなったが、スタジオを手中に守った事で、その後、世界で最も有名なネズミのキャラクター「ミッキーマウス」を作り上げる。

これが見つかった映像!!!

Sleigh Bells - Lost Disney Film

youtu.be

先日は英国映画協会は、アリスのフィルムの復元で話題になったばかり

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