横浜聡子監督が6年ぶりにメガホンをとる映画『俳優 亀岡拓次』この脇役役者にスポットをあてた映画で、なんといっても、話題なのが、主演の安田顕です。
今「日本一チケットが取れない」といわれる、人気演劇ユニットTEAM NACSのメンバーにして、硬軟男女(!)演じ分け、ただいま映画にドラマ・舞台とひっぱりだこの個性派俳優。
今年に入り映画だけでも『龍三と七人の子分たち』『ビリギャル』『新宿スワン』と大ヒット話題作に立て続けに出演、映画『小川町セレナーデ』TVドラマ「問題のあるレストラン」の女装も大きな話題となりました。
今秋のドラマ「下町ロケット」にも出演中、昨今の脇役俳優ブームの中で、今、最も注目を集める俳優・安田顕が“脇役”で待望の映画主演に挑みます。
共演は、麻生久美子 宇野祥平 新井浩文 染谷将太 浅香航大 杉田かおる 工藤夕貴 
三田佳子 山﨑努と蒼々たる豪華な布陣。

画像1: 横浜聡子監督

横浜聡子監督

Q:まずキャスティングに関してお伺いです。

今までも横浜監督はユニークな俳優さんの使い方をされていたと思いますが、
今回はどういういきさつで安田顕さんを選ばれたのでしょうか。
横浜監督:安田顕さんは見たことあるなという程度でそこまで詳しく存じていなかったのですが、
注目してみるとすごく個性的な役をやられている中で本人は何を考えているか分からない、
闇を抱えている気配にもひかれていきました。
役者さんの中でもゲップやおならをすぐできたり「芸がある」と思いましたし、
バスター・キートンのような喜劇俳優の動きが魅力だと思います。

Q:個性的なキャラクターが沢山登場しますが、具体的にこのような演技をして
というオーダーは会ったのでしょうか。

横浜監督:劇中に4人の映画監督役が登場しますが、
いかにも監督っぽくはしたくなかったので遠ざけるようにしていたのですが、
山﨑努さんは確固たる監督のイメージがあったようで、
ジャンパーも黄色などご自身で役をつくられてきました。
かなりベテランの映画監督という感じになっていると思います。
山﨑さんから提案のあった映画監督像を楽しみました。

Q:劇中で舞台のシーンや、海外映画のオーディションを受けるシーンなど
舞台っぽいなと感じたのですが、安田顕さんの舞台が影響していることはありますか?

横浜監督:原作でオーディションのシーンはあるのですが、
少し飛躍させたくて劇中のような感じにしました。
背景にスクリーンを使いたいという視覚的なイメージを優先させたので、
舞台からの影響というのはあまり無いかも知れません。

Q:演劇のことををリサーチしましたか?

横浜監督:演劇のことは全くわからないので、安田さんやエキストラの方から
お話を聞いたり、本も読んだりしましたが難しいですね。
私はまだ映画だけでいっぱいいっぱいです。

Q:カブで移動するシーンの演出の意図はあるのですか?

横浜監督:映画の古典的な手法、スクリーン・プロセスを用いています。
ロードムービーでありトリップムービーでもあるとおもっているので、
現実と非現実がひょいとやってくる、
あえてウソをわかりやすくやってもこの作品なら
成立すると思って早い段階から決めていました。

Q:6年ぶりの長編で変化や成長また撮り終えての感想などありますか?

横浜監督:今まではオリジナルでやらせてもらって、オリジナルを成立させるのが難しいという状況はあると思います。
今までは自分の物語だったけれど、初の原作ものなので、
他人の視点、他人の世界観の中で作品を作っていく上で、
プロデューサーや俳優さんの意見も取り入れてやっていきました。
最終的には自分は自分なんだと再認識しました(笑)。
今後もオリジナル、原作ものとこだわらずに映画をやっていきたいです。

Q:麻生久美子さんは役柄とぴったりだったと思いますが、初めからイメージされてたのですが?

横浜監督:麻生さんは以前お仕事をさせていただいて、ぴったりだなとイメージしていました。
「あと5g位重い演技をしてください」というような注文にもしっかりと応えてくれる、
とても細かい演技をしてくださる女優さんです。

Q:安田顕さんと仕事をしていかがでしたか?

横浜監督:撮影前に、一度二度お話しをさせていただいたら、大勢の前では本音を言わないけれど、
2人きりになってポロッと本音を言うシャイな方だなと思いました。
亀岡拓次というつかみどころのない役で、演出も難しかったですが、
安田さんもどうしていいのかわからないところがあったと思います。
自分自身でも出来上がりが想像できなかった分、
完成したら安田さんが持つ華の部分も暗い部分も全てさらけ出してくれていたことに気づきました。
今までどんな役でも見たことのない安田顕さんがご覧になれると思います。
                                                         
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【STORY】
“最強の脇役俳優”の不器用で愛すべき恋と人生。笑って心温まる奇想天外エンタテインメント!!
【STORY】亀岡拓次、37歳独身。職業は脇役メインの俳優。
“最強の脇役”ぶりで仕事が途切れることはないが、プライベートは一人お酒を楽しむ地味な生活。
そんな亀岡がロケ先で出会った居酒屋の女将・安曇に恋をして・・・。
世界的巨匠からもオーディションの声がかかり、人生に大きな転機が訪れるのか・・・・・・?

画像2: 横浜聡子監督

横浜聡子監督

映画『俳優 亀岡拓次』予告

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『俳優 亀岡拓次』
出演:安田顕 麻生久美子 宇野祥平 新井浩文 染谷将太 浅香航大 杉田かおる 工藤夕貴 
三田佳子 山﨑努
監督:横浜聡子『ウルトラミラクルラブストーリー』
原作:戌井昭人「俳優・亀岡拓次」(フォイル刊) 
音楽:大友良英「あまちゃん」
協力:文藝春秋(「俳優・亀岡拓次」文春文庫刊/「のろい男 俳優・亀岡拓次」文藝春秋刊)
製作:『俳優 亀岡拓次』製作委員会
配給:日活
(C)2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会

2016年1月30日テアトル新宿ほか全国ロードショー

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