各国、続々とエントリー作品が決まってきている来年のアカデミー賞外国語映画賞出品作。
日本は武正晴監督の『百円の恋』、中国はジャン=ジャック・アノー監督の『神なるオオカミ』、韓国はダンテ・ラム監督の『破風』台湾はホウ・シャオシェン監督の『黒衣の刺客』など。
そして、ロシアは、巨匠ニキータ・ミハルコフ監督『日射病』が、アカデミー外国語映画賞に出品が決まった。

画像: http://jp.rbth.com/arts/2015/09/23/427123

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ミハルコフ監督は、1977年『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』でサン・セバスティアン国際映画祭でグランプリ。1991年『ウルガ』で第48回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。1994年には『太陽に灼かれて』が第47回カンヌ国際映画祭で審査員グランプリを受賞し翌1995年の第67回アカデミー賞では外国語映画賞も受賞した。近年は名作『十二人の怒れる男』をロシアでリメイクした作品で第64回ヴェネツィア国際映画祭では特別銀獅子賞(生涯功労賞)を受賞。また、第80回アカデミー賞でも外国語映画賞にノミネートされた。ロシアを代表する映画監督。

今作は、ロシアの古典作家イワン・ブーニンの短編小説「日射病」および日記「呪われた日々」を題材とした映画。

ミハルコフ監督は1980年代初めから構想を練っていたが、脚本に着手したのは2010年である。「日射病」の世界公開はセルビアのベオグラードで昨年10月3日、ロシア公開はクリミアで昨年10月4日に行われた。ロシア全土での公開日は昨年10月9日。
「映画に注いだ努力をこのように高く評価してくれた関係者にはとても感謝している。個人的には現状でチャンスを見いだせないが、アカデミー賞関係者が私の映画を見なければいけなくなったことに大きな満足と喜びを感じることならできる。関係者の誰かが感動してくれるかも」


 

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