ウディ・アレン、スピルバーグ、キューブリック、タルコフスキー・・・
世界の映画作家が愛した映像の魔術師、イングマール・ベルイマン。
その生涯における、まさしく究極の作品群がついにHDリマスターでリリース!

「イングマール・ベルイマン 黄金期 Blu-ray BOX Part-3」9/16(水)発売!
20世紀最大の巨匠と呼ばれるイングマール・ベルイマン、50~70年代の伝説の3作品が待望の初ブルーレイ化!!
伝説の作品群3作品『叫びとささやき』、『仮面/ペルソナ』、『魔術師』を、HDリマスターで初ブルーレイ化、「イングマール・ベルイマン 黄金期 Blu-ray BOX Part-3」として、9/16(水)に発売。
(発売元:シネマクガフィン/販売元:キングレコード)

“あなたの映画は常に、私の心を揺さぶった。作品の世界観を作り上げる巧みさ、鋭い演出、安易な結末の回避、完璧なほど人間の本質に迫る人物描写において、あなたは誰よりも卓越している”
スタンリー・キューブリック(1960年、ベルイマンに宛てたファンレターより)

【イングマール・ベルイマン(1918~2007)】
スウェーデン・ウプサラ生まれ。1946年『危機』で映画監督デビュー。1952年『不良少女モニカ』がヌーヴェル・ヴァーグの作家たちに激賞され、1955年『夏の夜は三たび微笑む』がカンヌ国際映画誌的ユーモア賞を受賞。続く『第七の封印』(’57)、『野いちご』(’57)、『処女の泉』(’60)が各国の映画賞を受賞し、世界的名声を確立した。他の代表作に『仮面/ペルソナ』(’66年)、『叫びとささやき』(’73)、『ファニーとアレクサンデル』(82)等。映画監督と同時に演劇人としても名を馳せ、2007年フォール島の自宅にて89歳で死去。

仮面/ペルソナ

画像1: 1966年/スウェーデン 原題:Persona

1966年/スウェーデン
原題:Persona

画像2: 1966年/スウェーデン 原題:Persona

1966年/スウェーデン
原題:Persona

【introduction】
舞台上で言語障害を起こした女優と彼女を看護する女性とが、一夏の療養期間中に異常な関係へと変貌し、やがて意識を共有するようになる。愛と憎悪、欲望と快感、トラウマまでもが官能のうちに互いを侵食しあってゆく。<分身―ドッペルゲンガー>をテーマとした異色作で、幻想的なイメージが、洗練されたモノクローム映像に実体化され、メタシネマともいうべき圧倒的な映像体験を生み出している。ベルイマンは本作でリヴ・ウルマンを見出し、二人の関係は恋愛へと発展、その後5年間共に暮らした後、破局するが、以降40年に渡る協力関係を結んでゆく。

★1967年 全米批評家協会賞 作品賞・監督賞・主演女優賞(ビビ・アンデショーン)
★1967年ゴールデン・ビートル賞 作品賞・女優賞
★1968年 英国アカデミー賞 女優賞(ビビ・アンデショーン)ノミネート

叫びとささやき

画像1: 1973年/スウェーデン 原題:Viskningar och rop(Cries and Whispers)

1973年/スウェーデン
原題:Viskningar och rop(Cries and Whispers)

画像2: 1973年/スウェーデン 原題:Viskningar och rop(Cries and Whispers)

1973年/スウェーデン
原題:Viskningar och rop(Cries and Whispers)

【introduction】
19世紀末のスウェーデン、大邸宅に住む上流階級の四人の女性たちの愛と苦悩を描いて、アカデミー賞他、各賞に輝いたベルイマンの記念碑的作品。移ろう時間の中で、それぞれの女性の性と死が強烈な赤のイメージでえぐりだされる。名手S・ニクヴィストのキャメラが捉えた、北欧の静謐な空気と繊細な光に息を呑む。音楽にはショパン「マズルカ・イ短調/作品17-4」とバッハ「組曲第五番ハ短調よりサラバンド」を使用。世界が驚嘆したベルイマン芸術の凝縮された名作。

★1974年 第46回アカデミー賞 撮影賞(作品賞・監督賞・脚本賞・衣装デザイン賞ノミネート)
★1973年 ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞ノミネート
★1973年 カンヌ国際映画祭 フランス映画高等技術委員会賞
★1972年 全米批評家協会賞 脚本賞・撮影賞
★1973年 NY批評家協会賞 作品賞・女優賞・監督賞・脚本賞
★1974年 英国アカデミー賞 主演女優賞・撮影賞ノミネート
★1973年 昭和48年度文化庁芸術祭 映画部門大賞

魔術師

画像1: 1958年/スウェーデン 原題:Ansiktet (The Magician)

1958年/スウェーデン
原題:Ansiktet (The Magician)

画像2: 1958年/スウェーデン 原題:Ansiktet (The Magician)

1958年/スウェーデン
原題:Ansiktet (The Magician)

【introduction】
ベルイマンが、科学と魔法の対立を不可思議な喜劇として描き、これまでに至る自身のキャリアを結実させた必見の傑作。旅廻りの魔術師とその一座が、科学主義者たちの屋敷に宿泊する一夜を描いた奇妙な物語。交霊術、超能力、幽霊といった超自然的神秘と怪奇のオカルト的要素に富んだ、謎多き作品で、エロスと死のイメージが展開される巧みな演出が見事。ベルイマンによる脚本は、英ミステリ作家のG・K・チェスタトン『魔術-ある幻想的な喜劇』を下敷きにしている(原題Ansiktetの意味は「顔」)。

★1959年 ヴェネチア国際映画祭 審査員特別賞・チネマ・ヌオヴォ賞・パシネッティ賞(金獅子賞ノミネート)
★1960年 英国アカデミー賞 作品賞ノミネート

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