園子温監督。シオンプロダクション第一回作品『ひそひそ星』でトロント国際映画祭「NETPAC」賞授賞！

2015-09-21

　現地時間20日、第40回トロント国際映画祭授賞式が開催され、NETPAC（The Network for the Promotion of Asian Cinem）賞（最も注目すべきアジア映画を対象にした賞）に園子温監督の新作SF『ひそひそ星』に輝いた。
園監督は過去に『希望の国』で第37回のNETPAC賞、『地獄でなぜ悪い』で第38回のミッドナイト・マッドネス部門観客賞を受賞しており、トロント国際映画祭で賞を獲得するのはこれが3度目となる。
今回の作品は、モノクロで詩情豊かに描いたSF作品。2014年10月に東日本大震災による原発事故の傷痕が色濃く残る福島県の富岡町・南相馬・浪江町を中心に撮影され、同じく2014年に立ち上げた、自らのプロダクションで製作された。
主演は監督の妻で女優の神楽坂恵。彼女は、またスタッフとしても参加し、夫婦で作り上げた作品。14日のトロントでの上映がワールドプレミアとして上映された。