いま、世界でも日本のインディペンデントの映画監督が注目をあびている。
そんな中、1952年から開催されている歴史ある映画祭でもあるスペインの、第63回サンセバスチャン国際映画祭で、2000年から2015年までの日本のインディペンデント作品を35本の特集上映が開催されることとなった。

上映される作品は、塚本晋也監督『六月の蛇』、黒沢清監督『アカルイミライ』、河瀬直美監督『垂乳女』などの世界の映画祭の常連監督はもちろんのこと、新旧、個性溢れた作品が選ばれている。
諏訪敦彦監督の『H story』や山下敦弘監督『ばかのハコ船』、内田けんじ監督『運命じゃない人』、若松孝二監督『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』、青山真治監督『サッド ヴァケイション』、園子温監督『愛のむきだし』、想田和弘監督『精神』、真利子哲也監督『イエローキッド』、瀬々敬久監督『ヘヴンズ ストーリー』、富田克也監督『サウダーヂ』、吉田大八監督『桐島、部活やめるってよ』などに加え、記憶にも新しい深田晃司監督『ほとりの朔子』や蔦哲一朗監督『祖谷物語 -おくのひと-』SABU監督『Miss ZOMBIE』呉美保監督『そこのみにて光輝く』などの35作品。
確かにこれらの作品は、多くがインディペンデントで製作されたものであるが、世界の映画祭で受賞している作品も多く、日本の映画監督の層の厚みを実感できる。
また、中国、台湾、韓国などのアジアでも、この10年で多くの魅力的な監督を輩出している状況でもっともっと国際的な交流や、インディペンデントな映画づくりの環境が、日本の中に生まれてくる事を期待したいものです。

画像1: 世界が注目する日本のインディペンデント映画。35人35本の特集上映がスペインのサンセバスチャン国際映画祭で開催!

画像2: 世界が注目する日本のインディペンデント映画。35人35本の特集上映がスペインのサンセバスチャン国際映画祭で開催!

『New Japanese independent cinema 2000-2015』
2015年9月18日(金)~9月26日(土)
会場:スペイン ドノスティア=サン・セバスチャン
上映作品:
『H story』(監督:諏訪敦彦)
『空の穴』(監督:熊切和嘉)
『BORDER LINE』(監督:李相日)
『六月の蛇』(監督:塚本晋也)
『アカルイミライ』(監督:黒沢清)
『ばかのハコ船』(監督:山下敦弘)
『ヴァイブレータ』(監督:廣木隆一)
『カナリア』(監督:塩田明彦)
『おそいひと』(監督:柴田剛)
『ある朝スウプは』(監督:高橋泉)
『バッシング』(監督:小林政広)
『運命じゃない人』(監督:内田けんじ)
『垂乳女』(監督:河瀬直美)
『人のセックスを笑うな』(監督:井口奈己)
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(監督:若松孝二)
『14歳』(監督:廣末哲万)
『サッド ヴァケイション』(監督:青山真治)
『愛のむきだし』(監督:園子温)
『PASSION』(監督:濱口竜介)
『精神』(監督:想田和弘)
『パレード』(監督:行定勲)
『イエローキッド』(監督:真利子哲也)
『ふゆの獣』(監督:内田伸輝)
『ヘヴンズ ストーリー』(監督:瀬々敬久)
『川の底からこんにちは』(監督:石井裕也)
『サウダーヂ』(監督:富田克也)
『ふがいない僕は空を見た』(監督:タナダユキ)
『桐島、部活やめるってよ』(監督:吉田大八)
『無人地帯』(監督:藤原敏史)
『桜並木の満開の下に』(監督:舩橋淳)
『ほとりの朔子』(監督:深田晃司)
『祖谷物語 -おくのひと-』(監督:蔦哲一朗)
『Miss ZOMBIE』(監督:SABU)
『そこのみにて光輝く』(監督:呉美保)
『SHARING』(監督:篠崎誠)

Retrospectiva "Nuevo cine independiente japonés 2000-2015" - 2015

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