映画『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人
(原題: Two Raging Grannies)』。

アメリカのシアトルで暮らす92歳と86歳の2人の老女が経済成長について疑問を持ち、電動車いすに乗って経済の専門家を突撃する様子を追うドキュメンタリ。

画像: 映画『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人 (原題: Two Raging Grannies)』。

片田舎に住む老女たちが大学の授業やニューヨークのウォール街に押し掛け、経済についての質問をぶつけていく。

監督はドキュメンタリ作品を手掛けてきたホーヴァルド・ブスネス。
行く先々で煙たがられ、時にはバカにされたり、脅されたりしながらもめげず、素朴な老女が好奇心と情熱に駆り立てられ実際に行動する姿が爽快。年齢に関係なく様々なことに興味を持ち続けることの大切さも描いている。

わお、飽くなき好奇心と情熱、行動力ですなあ。
92歳のシャーリーと86歳のヒンダ。そしてユーモアに溢れてる。2人のキャラのお陰で経済(?)ドキュメンタリだけど全然退屈しない!! 何となく(?)、うすらボンヤリ(?)とボクらも今のまんまで世の中良いのか? と思ってるので、2人には強く共感できるんだよね。

エスカレート(?)していく2人の行動がどんどん面白くなって目が離せなくなっていくんだよね。
大学の講義を聴きに行き、すごく真っ当な疑問や質問ばかりをぶつける2人に教授や大学はすごく冷たいんだけれど、すごく象徴的というか、情けないというか…。
世界銀行の総裁にアポを取るあたりのバイタリティは痛快で見習いたいほどだよね。おまけに「世界大恐慌のあとも良くなったわ」とか激動の時代を生きてきてるから生き字引のようで説得力あるしね(笑)。

監督の目線も2人に寄り添いつつ、ブレない感じが素晴らしい。
うなづいたり、イライラしたり、笑ったり、感動したり…痛快で考えさせられる作品。アベノミクスって結局どうなのよ? と思う向きにはオススメかも!?

シネフィル編集部 あまぴぃ

映画『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人』予告編

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