8年ぶりの新作で、第68回カンヌ映画祭コンぺティション部門監督賞を受賞したホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督『黒衣の刺客』。
ついさきごろ、米アカデミー賞外国語映画賞の台湾代表としても選定された。
すでに、中国では公開されており、並みいる大作を退け、大ヒットしているという。
圧倒的な美意識に裏付けされた映像の美しさ---
また、日本から妻夫木聡の出演などでも話題を集めている今作品
日本で、9月12日ついに公開される!!!

画像: (C)2015光點影業股イ分有限公司 銀都機構有限公司 中影國際股イ分有限公司 http://eiga.com/news/20150911/15/

(C)2015光點影業股イ分有限公司
銀都機構有限公司 中影國際股イ分有限公司

http://eiga.com/news/20150911/15/

今回初めて、中国との合作という製作スタンスをとったのは監督曰く、多くの台湾の映画製作の後継者への先駆けづくりでもあったと言う。

新作は、学生時代から愛読し、映画化を夢見てきた唐代の伝奇小説が基になっている。また、今作が中国と合作ということも時代劇を選んだきっかけとなった。「今は中国資本がとても大きくなりました。私は台湾在住ですが、中国の物語でも歴史ものだったら、どこに住んでいるのかは関係ありませんし、共通の話題だと思ったのです。映画祭に8年かかわり、現在の台湾の映画界や台湾の若い映画監督の状況を理解しています。私は台湾の監督として、中国の武侠もので市場が開けるのであれば、それはひとつの道だと、後に続く人たちが考えてくれればよいと思ったのです。そういう意味で、無事完成しただけでほっとしました」

過去にも浅野忠信などの起用もあったホウ・シャオシェン監督。
今回、妻夫木聡を選んだ理由については---

日本人俳優の中から妻夫木を選んだ理由は「彼しか考えられなかった」ときっぱり。「彼は非常に人に好かれる人だと思うのです。陰と陽だと陽の人。ヒロインが陰の人のタイプなので、対照的な存在として他の人は考えませんでした。作った明るさがある人はいますが、彼は、燦爛(さんらん)として、輝くような地からの明るさを感じます。スタッフのみんなが妻夫木さんのファンになりました」

『黒衣の刺客』予告編60秒 2015年9月12日公開

youtu.be

巨匠として、世界が注目する次回作を聞かれると

次回作以降の企画については「唐の時代をもっと撮ってみたいけれど、アクションものかどうかはわかりません。アクションである必要もないと思うのです。また、現代が舞台の作品もいいですね」と語る。

【妻夫木聡さんコメント】
生と死が渦巻く物語の中で、監督は僕に中和剤のような役割を与えてくれたのかなと感じ、人間の心の奥底にある温かみみたいなものが少しでも出せればという思いで演じました。
監督は僕たちは想像もしえない世界を創造してくれる。
この奇跡を是非体感して欲しいです。
ー妻夫木 聡

This article is a sponsored article by
''.