現地時間4日、第72回ベネチア国際映画祭でアウト・オブ・コンペティション部門に出品されているギャング映画『ブラック・スキャンダル』の記者会見で主演のジョニー・デップが出席。
彼が毎回、役にあわせて7変化していく訳を語った。
本作だけでなく『シザーハンズ』のシザーハンズから『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウまで、外見をも作り変えるカメレオン俳優ぶりで知られるジョニー。こうした「変化する(transform)」ことへのこだわりは、テレビドラマ「21ジャンプ・ストリート」(1987~1991)に出演したことでアイドル的な人気が出てしまい、俳優として行き詰ったことがきっかけで生まれたという。
「僕のヒーローはジョン・バリモア、ロン・チェイニー、マーロン・ブランド、ティモシー・ケリー、ジョン・ガーフィールド。彼らは皆トランスフォームしていた。だから僕はただ取りつかれているんだと思う。周りの人たちは僕を広告塔にしようとしたけど、いつでもそれ以上のキャラクターアクターになろうとしてきた」