9月5日山田洋次監督が「長崎で平和を語る」と題し、「戦争を許さない長崎市民のつどい」で多くの聴衆を前に講演をした。
監督は、原爆投下から3年後の長崎を舞台にした『母と暮せば』が、12月公開される。
戦時中は映画も政府の検閲があったことを紹介。「そんな乱暴なことがまかり通ったことや、中国や朝鮮半島への差別意識が戦争につながったと思う」と語った。現在の映画産業について「日本は豊かな文化をつくり出す国であってほしい。そのことを重要に考えてくれる政治家が必要」と話した。
クランクアップ会見でも「若い世代に戦争の記憶を伝えなくてはいけない」としっかりと思いを語った、山田洋次監督。