俳優の斎藤工が発案した「cinema bird(移動映画館)」プロジェクト。
ついに、26日に福島県広野町のふたば未来学園高校で開催された。

齊藤は「僕は映画館で育ったようなものなんです。記録とか記憶は風のように抜けていってしまうけど、映画館で色んな主人公と自分を重ねて見てきた物語は自分の細胞レベルに蓄積されている気がします。今の仕事、映画に愛情が続くのは、そんな魔法小屋のおかげだと思います」と話し、「3.11後に映画館を調べたら福島県ほかの劇場数が減っていたんですね。その時から劇場体験のエンターテインメントでなにかできないかと試行錯誤していたのですが、映画の出前が僕らしいかなと思い始めました」と「cinema bird」発案のきっかけを語った。

斎藤工がナレーションを務めた『小さな世界はワンダーランド』

小さな世界はワンダーランド予告篇(ナレーション斎藤工)

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朝の10時から21時過ぎまで行われた「cinema bird in FUKUSHIMA」。齊藤は「今回選んだ3作品はどれも苦悩や困難に立ち向かい、乗り越える姿が描かれています」と話すと、「このプロジェクトを慈善事業とは思っておらず、地域の方々とタッグを組んでお祭りを開催していくという形にしたい。鳥が自由に羽ばたいて好きなところにとまる様に素敵な作品を届けたい。また来年も来てほしいなと思ってもらえたら嬉しいです。この出会いをとても大切に1回だけでなく10年後、20年後も続けていきたい」と次回開催に向けた思いを熱く語っていた。

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