シネフィルでも、絶賛連載中の深田晃司監督の新作の情報が解禁された。
作品は、日本を代表する劇作家平田オリザ氏による戯曲「さようなら」の映画化。
「歓待」「ほとりの朔子」などで海外からも注目される深田晃司が監督・脚本を務める。
物語の中心となるアンドロイドのレオナ役には、本物のアンドロイドが使われるという異色な作品。

画像: http://eiga.com/news/20150724/8/

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物語の舞台は、原子力発電施設の爆発によって国土の大半が放射性物質に汚染され、政府が「棄国」を宣言した近未来の日本。国民が次々と国外へ避難していく中、外国人の難民ターニャと、幼いころから病弱なターニャをサポートするアンドロイドのレオナは、避難優先順位下位のために取り残される。多くの人が消えていくなか、やがてターニャとレオナは最期の時を迎える。

メガホンをとる深田監督は、11年に原作となる舞台を観劇し、「その劇空間に満ち満ちた予兆のような死の匂い」に強くひかれたと述懐。「死にゆく人間と死を知らないアンドロイドの対話は、芸術家がこれまで連綿と描いてきた『メメント・モリ(死を想え)』の芸術の最前衛にあるものだと思いました。死へと至る濃密な時間、それと裏返しの生の輝きをスクリーンに刻みつけたい、そんな欲望に私は舞台を前にして震えたのです」と、即座に平田氏に映画化の希望を伝えたという。

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