映画『天の茶助』

『蟹工船』『Miss ZOMBIE』などのSABU監督が、自ら書き下ろした処女小説を映画化したラブストーリー。
脚本家たちが地上で生活している人間の“人生のシナリオ”を執筆している天界でお茶汲み担当が地上の女性に恋するも死ぬ運命にあることを知って地上に降り立ち、彼女を救うために奮闘する。

画像: 映画『天の茶助』

主演は、SABU監督とは『うさぎドロップ』でタッグを組んだ松山ケンイチ。
テレビドラマ『あまちゃん』などの大野いとがヒロインを務める他、大杉漣、寺島進、伊勢谷友介、田口浩正、玉城ティナなど多彩な顔ぶれが共演。
「ORANGE RANGE」のボーカル・RYOも映画初出演を果たしている。

笑いあり、涙あり、人生のヒントあり…のスピード感溢れる奇想天外な作品。
天使なのにさ…男だらけでみんな男気あってさ(笑)。序盤の映像や展開で一気に引き込まれた。
細かいことは気にせずに、スピード感に身を任せ、シリアス、笑い、ファンタジーに包まれるのが良いのかな。アッという間の105分間。
生と死とか、愛と暴力とかのバランスも絶妙だね。
舞台となっている沖縄の神秘的な感じと空気感がすごく良いんだ。

松山ケンイチも魅力的で、大野いとは透明感たっぷり、玉城ティナは存在感あって、他の役者もそれぞれのストーリーを好演。ボク的には弾丸ジャッキーの怪演が忘れられないや(笑)。
劇中、天界の脚本家に操られていることに気付いた人間たちに松山ケンイチ演じる主人公は「こうなりたい、こうしたいという想いが強い人は人生を変えることができます」と説明するんだけど、まさにそれがメッセージなんだろうね。

出会いや縁をどう活かすかで人生変わるんだなあ。
嘆いていても何も変わらないんだなあ。
運命は自分で切り拓くことができるんだなあ。
そんなことを思える不思議で楽しくて見どころいっぱいの素敵な作品。

シネフィル編集部 あまぴぃ

「天の茶助」予告篇

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