インターナショナル部門、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門の3カテゴリーから、それぞれ優秀賞/東京都知事賞が選出され、さらにその中から次年度アカデミー賞ノミネート候補となるグランプリが決定しました。

画像: http://www.shortshorts.org/2015/topics/news/ja/3489

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見事、グランプリ及びアジアインターナショナル部門優秀賞に輝いたのは、Reza Fahimi監督の「キミのモノ」!誰もが幼い頃に経験のある、友達とのささいな喧嘩から仲直りまでの過程を、実に細やかな視点ですくい取った作品です。Reza Fahimi監督は、「夢のようです。イランのスタッフ、そして出演してくれた子供たちに心から感謝します」とコメント。「撮影期間中、ずっと子供の視点で、世界を見ていました」と、この感動作が生まれた秘密を教えてくれました。

インターナショナル部門 優秀賞/東京都知事賞は、Lotfi Achour監督の「父親」に決定!一度しか会ったことのない女から、”生れてきた赤ん坊の父親だ”と言いがかりをつけられたことがきっかけで、改めて家族のあり方を問いかける問題作です。Lotfi Achour監督は、「親子の関係を描くことで、人間的なものを表現しようとしました。この作品をチュニジアの友人たちに捧げます」とコメント。

ジャパン部門 優秀賞/東京都知事賞は、岸本司監督の「こころ、おどる –Kerama Blue」が受賞!沖縄の座間味村に訪れた外国人夫妻と、現地のおばあと孫息子の交流を描いた心温まる作品です。岸本監督は、「言葉をこえて、ひとつになれて、ニッコリ笑えるものをつくろうと思いました」と作品への思いを語ってくれました。
審査員の河瀬直美監督は、「今回、たくさんの国の作品をみて、改めて映画は世界の縮図だと思いました。映画は人生を語るもの。グランプリの作品は、子供の視線を通して、未来を語っていました」と総評をくれました。

参照元
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俳優の別所哲也が1999年に立ち上げ、今年で17回目の開催となるSSFF。今回オフィシャルコンペティション部門で上映されたのは、世界96の国と地域から応募された4559作品から選ばれた85作品。審査員を務めた作家の冲方丁、俳優の奥田瑛二、要潤、藤原紀香、チョン・ウソン、河瀬直美監督が、「インターナショナル部門」「アジア インターナショナル部門」「ジャパン部門」それぞれの優秀賞を決定し、その中からグランプリを選出した。

 ファヒミ監督は「アジア インターナショナル部門」の優秀賞を受賞した際に、「心から嬉しい。イランでも賞を頂きましたが、海外では初めて」と緊張気味にコメントしたが、グランプリに決定した際には「今、夢を見ているようです。関係者の皆様に心から感謝したい」と唇を噛みしめて笑顔を弾けさせた。奥田は「グランプリは審査員みんな同じ心で選ばせて頂きました。監督の心が美しい。監督のまなざし、心の表現が豊かだった」と絶賛した。

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