かまれるとヤクザになるという奇想天外のアイデアは、居酒屋での呑みからはじまった。
呑みの席の、話が本当に---。恐るべき三池組の行動力。
今回、個性溢れる、キャライラストも公開。カンヌでも話題だったこの作品。
公開は6月20日から。

構想のきっかけとなったのは2013年末、居酒屋での雑談だった。出席者は三池監督をはじめ、千葉善紀プロデューサー、助監督で『猫侍』(14年)などを手掛けた山口義高氏ら。そこで、三池監督のスケジュールが空いていることが判明し、「何かやろう」という流れに。かつて三池監督がVシネマで撮っていた『極道戦国志 不動』(96年)や『FULL METAL 極道』(97年)のような「"異色ヤクザ映画"を作ろう!」と盛り上がった。

画像: http://news.mynavi.jp/news/2015/06/11/522/

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画像: 絶好調三池監督を原点回帰に導いた奇縁とは? "ヤクザヴァンパイア"キャラ絵コンテも公開!

画像: (C) 2015「極道大戦争」製作委員会 画コンテ:相馬宏光 http://news.mynavi.jp/news/2015/06/11/522/

(C) 2015「極道大戦争」製作委員会
画コンテ:相馬宏光

http://news.mynavi.jp/news/2015/06/11/522/

居酒屋の次の日から、千葉プロデューサーが本当にプロジェクトスタートさせた。そして、この急展開に三池監督も「本当にやるんだ(笑)」と驚く一方、「こんな作品を映画にできるのは日活しかいない」と確信したという。

撮影が行われたのは、三池監督がテレビドラマの助監督時代の大半を過ごし、「一番いろんなことを学んだ場所」と語る日活撮影所。その一角の取り壊しが決まったことで「何をしても構わない」という好条件がもたらされ、"日本海に面した寂れた町の商店街"のイメージで全長100メートルのオープンセットを組むことができた。

三池監督の本領発揮のこの作品インタビューで初めて、三池作品を見る方へのメッセージを求められると映画愛に溢れるコメント---

少しでも興味を持っていただけたら劇場で観て欲しいのはもちろんですが、特に中学生・高校生あたりの若い人たちに楽しんで欲しいですね。周りの大人がうまくダマして連れてってください(笑)。ナンダコレ? って思うと同時に、何人かにひとりくらいは「自分でも撮れそうかも」って気付いてくれたら嬉しいですね。今は撮影機材が充実しているので、その衝動が本物であれば誰にでも映画が撮れちゃいますから。自分の一番下の子どもが大学生くらいなので、その下の世代とは肌感覚としてちょっと距離が遠いんですよ。だからこそ、その世代には期待しちゃうんです。「中学の時に『極道大戦争』という変な映画を観ちゃって……」ってヤツが世の中を驚かせるような作品を作ってくれたら最高ですね。

映画 『極道大戦争』 予告篇

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