6月10日、伝説の名優マーロン・ブランドのドキュメンタリー映画『リッスン・トゥ・ミー・マーロン(原題) / Listen to Me Marlon』の海外版予告が解禁された。
この作品は、今年のサンダンス映画祭でも話題になり、死後10年を迎えたこの時期、倉庫に埋もれていた300時間のオーディオからひもとき、伝説の役者として、人間としてのマーロン・ブランドを明らかにする。
監督はスティーヴン・ライリー。
ドキュメンタリー予告を見ると『ゴッドファーザー』の撮影にまつわるエピソードなど、役者としてのブランドの姿勢なども知ることができそう。
「彼は(長い間)アーティストとして葛藤しながら演技していたが、晩年自分は目的を持った意味のある良い仕事をしてきたと理解していたようだ。彼は撮影前にはかなりの準備をしていた。今作の中でもその片りんはうかがえるが、彼はライターとしての才能もある。『地獄の黙示録』では、カーツ役のために、カーツに関しておよそ脚本1本分のアイデアを記して撮影に臨んだ。さらに『ゴッドファーザー』の実際の脚本と比べると、いかに彼がアドリブでせりふを加えていたかもわかる」と明かした。