ドイツのフランクフルトで6月2日からスタートした世界最大規模の日本映画専門の映画祭、ニッポン・コネクションで俳優の浅野忠信が、第15回の開催を記念して新設された「ニッポン名誉賞 Nippon Honor Award」の第一回目の受賞者に選ばれた。
受賞者の新作製作にも関わっている映画製作・配給会社Rapid Eye Moviesの代表であるシュテファン・ホル氏は浅野を選考した理由として授賞式で、「三池崇史、北野武、塚本晋也、ウォン・カーウァイやクリストファー・ドイル、ペンエーグ・ラッタナルアーン…。彼が組んできた偉大なる映画人の名前を挙げるだけで、浅野さんが間違いなく素晴らしい俳優だとわかるでしょう。彼の仕事ぶりは日本映画に留まらず、パン・アジアの広がりを持ち、同時にハリウッドの文脈でも語ることができ、まさに世界の映画人と言えます」と解説。