先月末から米国の卒業シーズンが始まり、ゲストスピーカーによる講演内容が注目を集めています。5月27日、ハーバード大学の学部別の卒業セレモニーで基調講演を行ったのは、女優で同大学心理学部の卒業生でもあるナタリー・ポートマン(33)でした。Youtubeの動画再生回数は、5日間で50万回を超え、各メディアも一斉に報じましたが、そのテーマは意外にも暗いものでした。

それは、在学期間中は長く自己不信に悩んでいた、というもの。彼女が入学したのは1999年、「スター・ウォーズ エピソードI/ ファントム・メナス」の公開直後のことでした。そのため、授業で発言するたびに「女優だから入学できたのではないか」という周囲からのプレッシャーと戦っていたそう。そして卒業から12年が経った今でも、「自分が価値のある人間かどうかについては、今でも自信がないと認めざるを得ません」と発言しました。

ユダヤ系移民でもある彼女は、ユダヤ人哲学者アブラハム・ヨシュア・ヘッシェルの引用でスピーチをこう締めくくりました。

“To be or not to be is not a question. The vital question is, how to be and how not to be.”
(生きるべきか死ぬべきか、それは問題ではない。重要なのは、どのように生き、どのように死ぬべきかだ)

Natalie Portman Harvard Commencement Speech | Harvard Commencement 2015

youtu.be

参照元

http://courrier.jp/blog/?p=19799

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