宮崎駿監督が企画・構成を手掛けた企画展示「幽霊塔へようこそ展 ー通俗文化の王道ー」の内覧会が29日、三鷹の森ジブリ美術館で行われ、その全容が明らかになった。

 宮崎監督が中学時代に夢中になって読んだという江戸川乱歩の小説「幽霊塔」を取り上げた本展示。同作で展開される絶世の美女と主人公のロマンスに憧れ、その舞台に魅入られた宮崎監督は、時計塔の重層的な構造や内部の仕組みに想像をめぐらせ、その結果、建物や歯車などが好きになったのだとか。

画像: http://www.cinematoday.jp/page/N0073409

http://www.cinematoday.jp/page/N0073409

会場には「幽霊塔」に多大なる影響を受け、時計塔やロマンスの要素が劇中に盛り込まれている『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)の展示も。会場内には同作のジオラマがあり、ルパンやクラリスなどのフィギュアもさりげなく置かれている。さらに「『ルパン三世 カリオストロの城』は『幽霊塔』の子孫です」と題した3枚のパネルも同時に掲示。ジブリ美術館の中島清文館長も「宮崎監督が子供の頃から好きだったものを展示していて、宮崎監督の頭の中を見ているような感じになっている。

This article is a sponsored article by
''.