【明日公開】映画『ラスト5イヤーズ(原題: The Last Five Years)』。
2001年にタイム誌が選ぶベストショー10に選出され、その後オフブロードウェイで大ヒットを記録したトニー賞受賞のソングライター、ジェイソン・ロバート・ブラウンによる同名ミュージカルを『P.S.アイラヴユー』などのリチャード・ラグラベネーズ監督が映画化。

画像: シネフィル映画短評 第27回『ラスト5イヤーズ』

あるカップルの5年間の愛の軌跡を、妻は愛の終わりから2人の出会いまで、夫は恋した瞬間から彼女のもとを去るまでという逆行する時間軸で描く。

男女のすれ違う思いを『マイレージ、マイライフ』などのアナ・ケンドリックとミュージカル界の新星ジェレミー・ジョーダンが体現する。
うわあ、この2人の歌唱力、すごい!! 素晴らしい!! ほぼ全曲口パクではなく、実際に演技しながら唄ってる!! 歌詞も曲も良くって、歌の魅力に溢れてる。もうそこに尽きる!!
だって最初から最後まで2人が出っぱなしの唄いっぱなしだもん。時間軸を逆にしたことで、余計にすれ違いが際立って虚しさたっぷりでとっても残酷…。

実際のミュージカルでは戸惑いそうな構成だけれど、映画には向いてるんじゃないかしら。
一瞬だけ交わる2人の幸せな時間での2人のデュエットは別れることが分かってるからその歌や歌唱力の素晴らしさが逆にとっても切なくてさ…。
そういった意味では“ハッピーエンド”ではないので、観後観は複雑だったかな…。
アナ・ケンドリックかわいい、衣裳もかわいい。これでもかってくらいハンパない歌唱力でお腹いっぱいになれる作品。

2015年4月25日(土)公開。

シネフィル編集部 あまぴぃ

映画『ラスト5イヤーズ』予告編

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.