画像: シネフィル新連載:広瀬大志のコワいもの見たさ 6 和田竜『村上海賊の娘』

シネフィル新連載:広瀬大志のコワいもの見たさ 6
和田竜『村上海賊の娘』

これは痛快!

一気読みした。

読み口が、これほど現代的に、こなされている時代小説も珍しい。

映画化するならば、主人公景役にはぜひとも、満島ひかりを希望。

「愛のむきだし」ではなく、

「ごめんね、青春」の満島ひかりが、ドンピシャです。

内容紹介
『のぼうの城』から六年。四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作! 和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。
内容(「BOOK」データベースより)
和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
和田/竜
1969年大阪生まれ、広島育ち。早稲田大学政治経済学部卒。2007年『のぼうの城』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

上巻
あいつは見るのだ、本物の戦を。信長vs.本願寺、 瀬戸内と難波の海賊ども……。四年をこの一作だけに注ぎ込んだ凄みと深み!『のぼうの城』著者最高傑作!

「姫様はすべてを欲しておられるのですな」
「そうだ、悪いか」

和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景(きょう)は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女(しこめ)だった……。

下巻
ならば、独りでも行く。鐚銭一枚の報酬で。ケタちがいの陸海の戦い! 木津川合戦に基づく一大巨篇

人ひとりの性根を見くびるな。

織田方の猛攻を雑賀衆の火縄が止め、門徒の勢いを京より急襲した信長が粉砕する。毛利・村上の水軍もついに難波海へ。村上海賊は毛利も知らぬ禁じ手と秘術を携えていた……。

参照元:新潮社公式サイト

広瀬大志

profile
広瀬大志:エンタメ系専門商社取締役 兼 詩人。
新詩集『激しい黒』(思潮社)出しました。

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