映画『ブルックリンの恋人たち (原題: Song One)』。

『プラダを着た悪魔』『レ・ミゼラブル』などのアン・ハサウェイが主演と製作を務めたラブロマンス。事故で意識が失われた状態に陥った弟の日記を基に彼の歩んだ道を辿っていた女性に待ち受ける恋を見つめる。

画像1: 映画『ブルックリンの恋人たち (原題: Song One)』。

メガホンを取るのは『プラダを着た悪魔』で監督助手を務めていた新鋭ケイト・バーカー=フロイランド。
ミュージシャンとしても活躍する『タイムクルセイド ドルフと聖地騎士団』のジョニー・フリン、『メルビンとハワード』などのメアリー・スティーンバージェンが脇を固める。

甘く切ない物語に加え、舞台となるブルックリンの街並みも必見。
ブルックリンの街並を舞台にそこで盛り上がっているニュー・フォーク(?)フォークロック(?)というジャンルの音楽が主人公とボクを優しく包み込む。ボクも一緒にライブハウスを回ってるような気分になれて素敵。

画像2: 映画『ブルックリンの恋人たち (原題: Song One)』。

ブルックリン育ちの女性監督らしく、景色はどこも温かい色彩で情感豊か。静かにゆったりと流れる時間と2人の抑えめな演技が味わい深い。
アン・ハサウェイにピントが合って周りがボケてるシーンが多く、というよりほとんどの時間、彼女が画面にいたような…。
愛をギュッて詰めた感じかしらね。

ザ・フェリス・ブラザーズやシャロン・ヴァン・エッテンの楽曲も良いけれど、ジェニー・ルイスとジョナサン・ライスが手掛けた楽曲は素晴らしい歌詞に加えてジョニー・フリンの哀しげな歌声が映画の魅力を高めている。
何度かある2人で唄うシーンも良かったなあ。

制作側がわかり過ぎてるので説明不足なんだと思うけれどアン・ハサウェイ演じる女性のキャラがボクにはちゃんと見えてこなかったかな。
甘くビターな余韻が長い。春風のようにフワリと過ぎるこんな恋も良いんじゃないかしら。

シネフィル編集部 あまぴぃ

映画『ブルックリンの恋人たち』インタビュー動画

youtu.be

監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:アンドレ・デュソリエ、ニエル・アレストリュプ、チャーリー・ネルソン

2014年 フランス,ドイツ映画
3月7日より、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開中

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